今年(2020年度)は、世界中が例年と全く異なるスタートを切ることになりました。
わたしは通っている会社も基本的に在宅勤務になりましたし、小学校に入学したばかりの長女も通学開始は1か月以上遅くなっていました。
家族全員が一緒に過ごす時間は今までより長くなりましたが、こどもたちの生活をずっと見続けていると、学力面ですこし心配が出てきたことも確かです。
・自粛期間のため学校の授業開始が遅くなり、学習量が減ることから学力に影響が出るのでは。
・遠隔授業を行っている学校もあるため、そういった学校と比較し勉強の遅れが出るのでは。
・なんらかの形で学習量のフォローを考えた方がよいのではないか。
このような心配は妻も持っていましたので、妻と相談してタブレット学習の導入を検討していました。
最初は大手のタブレット学習サービスをいろいろ調べていたところ、パパ友より算数学習に特化したタブレットというものがあると聞いたのです。
一般的な学習タブレットは、初期費がかかったり1年分を一括で支払う必要があったりして、試してみることがなかなか難しいです。
この算数特化型のタブレット教材も、原則的には一年分の費用を一括で支払う必要があります。
でも、実費をお支払いすることでお試し利用もできる制度があるということを知りました。
そして今回で、運よくお試しでお借りすることができましたので、その時に試してみたことや調べたことなどをレビューしていくことにします。
どうして算数に特化した教材に興味を持ったのか
我が家で算数/数学に特化した教材に興味をもった理由は、タブレット導入を検討していたふたりが、それぞれ別の意味で「算数の重要性」を感じていたからです。
・工学部出身で継続して数学を勉強していたため算数/数学学習の重要性を強く感じていた。
・また算数/数学を学ぶことで論理的な考え方を身につけてほしいと考えていた。今後必須となるブログラング学習にも役立つと考えていた。
【文系人間のママ】
・中学生や高校生の時、算数や数学に苦労していたため、子どもたちには算数や数学には苦手意識を持たせたくないと思っていた。
算数は、積み重ねがとても大切な科目です。
足し算、引き算からはじまり、位を勉強してからの繰り上げ、繰り下げの勉強が必要になります。
その後、掛け算、割り算の四則演算を習ったり、小数や分数の考え方を覚えたりしながら、少しずつ算数の知識を積み重ねていくんですね。
そのあと、三角関数、微分や積分などの勉強に繋がっていくように、基本から丁寧に積み上げていかなくてはなりません。
ですから途中でつまづいてしまうと、それから先の勉強を進めていくのがとても難しくなってしまいます。
でもその反面、丁寧に学んで土台からしっかり積み上げていけば、子どもの学年にとらわれず、どんどん学習を進めていくことができるはずなんです。そして例えば小学校低学年でも、小学校高学年と同等の学力を身に着けることもできるはずなんです。
RISU算数サービスに期待していたこと
以前他の総合タブレット学習サービスを検討していたときことがあるのですが、そのタブレットサービスでは、
「4月の学習範囲はここまで、5月の学習範囲はここからここまで、というように、
時期によって学べる内容が固定されていた」
という仕様になっていました。
ペースを守ってじっくり学習していくというスタイルでしたらこういう仕様でもよいと思います。
ただタブレット学習でも個別学習塾のように、子どもの理解が早ければどんどん先取りで学習をすすめ、理解が遅い場合にはゆっくりとサポートをつけながらゆっくりと学力を伸ばしていくようなことができないかと期待していました。
今回、RISU算数を試す機会を得ましたので、このような視点でサービスをチェックしてみます。
RISU算数サービスの運営会社について
タブレット学習サービス「RISU算数」を提供している会社は「RISU Japan株式会社」です。
2014年に創立されたばかりで、まだ比較的新しい企業ですが、
・「RISU 算数」小中学生向けのタブレットサービス
・「RISU きっず」未就学児向けの算数タブレットサービス
・「RISU塾」5~12歳向けの個別指導塾
・「ロボット・プログラミング教室」スマホやタブレットでプログラミングを学習
などのサービスを提供しています。
本社は東京都文京区本郷にあります。
そのほかにも、東京都、神奈川県、福岡県の3県にわたり、10以上の教室を運営していて、教育分野での実績も豊富です。
RISU算数サービスレビュー
「RISU 算数」のタブレットが到着しました
「RISU算数」に申し込むと、RISU Japan株式会社よりこのような箱が送られてきました。
タブレットには、専用のケースが付属しています。
タブレットケースを折り曲げると、このような形で立てて置くことができます。
また、重さも簡単に測ってみました。
タブレット本体とケース合わせておよそ664グラム程度。
一般的なタブレット端末と重さは変わりませんね。
小学校低学年や幼稚園生だとしても、ずっと持ち歩いたりしなければ重く感じることもないでしょう。
タブレット端末の端末情報を見てみると、内部的にはAndroid端末であることがわかります。
その他の付属品としては、充電器、そして充電器用のケーブルと、専用のスタイラスペンです。
充電器とケーブルは、一般的なスマホやタブレットと同じくマイクロUSBと呼ばれるタイプ。既にAndroidのタブレットをお持ちの方でしたら、共用も出来ますね。
RISU算数の利用開始について
RISU算数を利用開始すると、まず環境の設定を行います。Wi-Fiでインターネットにつなぐために設定が必要です。
これは、学習の進捗状況のデータをRISUの事務局側に送るためだったり、RISUのチューターからのメッセージなどを受信するために使うからです。
もしご家庭に、インターネット接続の契約がない場合やWi-Fiのアクセスポイントなどがない場合には注意が必要ですね。
インターネットへの接続がうまく終わると、RISUのセンターから問題情報などが送られてきて初期設定が行われたあとに、使うことが出来ます。
ママやパパは、このあとにタブレットを子どもたちに渡すことになります。
最初はチュートリアルからスタート!
タブレットを利用開始すると「チュートリアル」が開始されます。
ここで、タブレットから説明を受けて、基本的な使い方を教えてもらいます。
実力テストを受けてみよう!
基本的な使い方がわかったら、「実力テスト」がスタートします。
この実力テストはなんのために行われるのかというと「お子さんが算数をどれくらい理解しているのかを測定する」ためです。
RISU算数は、子どもが何年生であっても同じ教材を使っていきます。
でも例えば小学校6年生が足し算引き算の学習から始める意味はあまりありません。そのために、
「タブレットを使い始めたばかりの子どもがどこまで学校で教わっているのか。」
「どこまで正しく理解できているのか」
を測定する必要があるんですね。
そのために行われるのがこの実力テストなんです。
実力テストは、ママやパパがかならずみてあげよう!
この実力テストはとてもだいじなので、必ずママやパパが一緒について行い、できれば「ママやパパが答えを入力していくことをおすすめ」します。
最初はお子さんも操作が慣れていませんし、どうしても操作方法を間違えてしまいます。また、タブレットが使えて嬉しいのであわてて答えようとしてしまうみたいなんです。
そうすると「操作を間違えたために答えが間違ってしまう」ということになります。
答えが間違うと、RISUのシステム側は「なるほど、このあたりはまだ正しく理解できていないんだな」と判断し、もっと手前から学習するように初期設定しちゃうんですね。
易しいところからスタートできるなら問題ないんじゃないの?
と思われるかもしれませんが「RISUの月額費用は、毎月進んだ分量によって決まる」ので、正しく実力を測定しなくてはなりません。
もうカンタンに答えがわかる部分を、実力テストが終わった後でクリアすると、その分が月額料金に追加されてしまうので料金的に不利なんですね。
ですから実力テストは慎重に進めさせるか、最初だけママパパがお手伝いするとよいですね。
もちろん問題を考えるは子どもたちで、答えを入力するときだけ手伝ってあげるんです。
学習をすすめよう!
実力テストが終わると、テスト結果が反映されたステージセレクト画面が表示されます。
テストで、問題なく回答できる問題に「クリアずみ」のマークがつくんです。
ステージセレクト画面にはマップが表示されていて、つぎに学ぶことができるステージを選ぶことができるわけなんですね。
そして、学習が必要なところだけが残りますので、残ったステージから順に選んでいきます。
左側から簡単なステージになっているので、ロールプレイングゲームを楽しむようにすこしずつできることを増やしていけるのです。
順番に積み上げていきますから、まったくわからない問題がでてくることはありません。
新しい勉強が始まるときには、チューターさんが動画で教えてくれるんです。
対面での説明ではありませんが、子どもたちもおにいさんやおねえさんが説明してくれるのでわかりやすいようです。
よくわからなかった場合でも、説明動画は何度でも見返せますので、納得がいくまで説明を聞くことができます。
もし同じところで躓いているようなことがあると、改めてサポーターからアドバイスが届くこともあるので、安心して続けることができますよ。
ママやパパも安心。学習状況がメールで届けられます!
毎日こどもと一緒にいてお勉強をみてあげたいところですが、なかなか忙しくてそういうわけにもいかないと思います。
また、なかなか一緒についていてあげられないからこそタブレット学習を導入する、という面もありますよね。
RISU算数では、ママやパパの指定しておいたメールアドレスにメールが送られて、学習状況を教えてくれる機能がついています。
届いたメールの例をお見せしますね。
〇〇〇〇 様
平素大変お世話になっております。RISU Japan成績サポートチームです。
〇〇〇ちゃんは、現在ステージ8「たしひきのけいさん」に取り組んでいます。
このステージでは3つの数をたし算、ひき算する計算について学習するため、
前の2つを先に計算してから後ろの数を足す、などといった「計算の手順」を理解することが非常に大切です。
先生を動画をお送りいたしますので、ぜひ〇〇〇ちゃんに見せてあげて下さいませ。ステージ8: 3つのかずのたしざん (※早稲田大学 □□チューター)
http://△△△△△△△△△△△△△△※タブレットにも同時に配信をしておりますが、サーバー処理の関係から、最大1時間程度のズレが生じる事がございます。
〇〇〇ちゃんに、「タブレットに先生のレッスン動画が届いたよ!」などとお声掛けくださいませ。
この動画が〇〇〇ちゃんの学習の一助になれば幸いです。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
こんなかたちでどんな勉強をしているのかも教えてくれますし、また「ここがよかったから、お子さんをほめてあげてくださいね!」のようにアドバイスをくれることもあります。
RISU算数のよいところ 気になったところ
RISU算数を試してみて感じた、気になった点を挙げてみます。
①操作性があまりよくないと感じることがあった。
②算数特化型なので、その他の教科も対応できればなという思いは残り続けた。
③学習状況が課金に影響してくるので不安感が残る。
まず「①操作性があまりよくないと感じることがあった。」については、いくつかあるのですが、例えば数字を書き込む場所を指定するときに、その枠自体を正しく指定しないと反応してくれないことがあげられます。
たとえば、問題に対して答えがひとつしかないような場合は「問題文を指定するだけで、回答枠が反応してくれればなあ」と思うことがよくありました。
慣れれば問題なくなる点ではあるでしょうし、何か理由があってそうしているのかもしれませんが、最初は戸惑っていたようです。
また手書きの文字認識に対応していないので、回答の数字はカードを選んで指定することしかできません。
算数学習の本質ではない部分ではありますが、他のタブレットとの比較という面では多少気になりました。
次に「②算数特化型なので、その他の教科も対応できればなという思いは残り続けた。」の点についてです。
算数特化型だからこそ、ここまできめ細かく作り上げられたシステムなのだろうとも思いますが、こくごや英語などの学習が一緒にできればなと思うこともよくありました。
この点は、トレードオフの部分もあるのでしかたないかもしれないですね。
ただ国語の面は、文章問題もたくさんあるので「文章をじっくり読んで内容を理解する」というちからはつけることができるとも思いました。
「③学習状況が課金に影響してくるので不安感が残る。」についてです。
RISU算数は、一年分の料金を最初に支払います。そして、決められたペースで学習が進むのなら追加の料金は発生しません。
勉強のすすみぐあいが、普通か、遅くなったりしてじっくりと時間をかけて進めるような場合は追加料金はいらないのです。
反対に、理解が早くてどんどん進んでいく場合は、追加料金がかかるんです。
上限が決まっていて、あらかじめその金額もわかっているとはいえ、定額の安心感にはかないません。
ただ、これもトレードオフの面は強いんですよね。RISU算数は、先取り学習ができるようになっているので、このような料金体系にしているということは理解できます。
たとえば、2年間で6年生までの学習が済んでしまうようなこ子の場合、追加料金がないと「2年分の料金で6年分の価値を受け取る」ことができてしまうわけです。
この場合、短期間で6年生の問題が解けるようになるのは、子どものがんばりもあるでしょうけれども、RISU算数のシステムが生み出した価値でももちろんあるわけですね。
ですから、その部分が課金に反映されるのは仕方ないというか、当然のものなのだとも思っています。
次はよかった点をいくつか挙げてみます。
①算数特型だからこそのきめ細かい指導システム。
②チューターさんが動画で教えてくれるので、タブレット型学習でありながら塾の雰囲気も持っている。
③ゲームなどの要素が入っていないので、タブレットに向かう=勉強するという意識が作れる。
「①算数特型だからこそのきめ細かい指導システム」は、やはり算数特化型だからこそ、算数の学習の専門家や、優秀なチューターを集めて体系的につくりあげることができているのだと思いました。
「ここはできているから次はこの問題も調整してみよう!」や「ここはなかなか時間がかかったから、もうすこし深く勉強してみようね」という、個別指導に近いフォロー体制は高く評価できると思います。
また、次の「②チューターさんが動画で教えてくれるのでタブレット型学習でありながら塾の雰囲気も持っている」にもつながるのですが、タブレットという「機械が問題を出している」というだけでなく、「チューターのおねえさんに見守られている感覚」があるのは、こどもたちにとっても心強いようです。
何度も「ママー! あたらしいもんだいがとけておねえさんにほめられたー!」と言っているのを聞きました。
やさしいおねえさんやおにいさんに褒めてもらうのはうれしいんですね。
最初に『タブレット学習でも個別学習塾のように、子どもの理解が早ければどんどん先取りで学習をすすめ、理解が遅い場合にはゆっくりとサポートをつけながらゆっくりと学力を伸ばしていくようなことができないかと期待』と書きましたけれど、この心配は問題なくクリアできているといえるでしょう。
最後の「③ゲームなどの要素が入っていない」という点については、捉え方はいろいろあるかと思いますけども、わたしはメリットとして受け止めています。
タブレット端末によっては、勉強しているのか、ゲームに勉強機能がついているのかよくわからないというものもありましたけれども、RISU算数の場合は、学習机でタブレットを開くと勉強の体制に入れるのでとてもよいと思います。
大人でも、「これをするときにはこの服に着替える」というような、ある意味スタイルで心にスイッチを入れるということもよくあります。
RISU算数のタブレットを開くことで、心のスイッチを入れ替えて勉強に集中できるというのは、長期間の学習においては差がついてくると思いました。
まとめ
今回、算数特化型のタブレット学習システムRISU算数を試す機会がありました。
さすがに算数に特化したサービスを提供するだけあって、算数学習に対する情熱といいますか、心配りは強く感じました。
様々な学問のベースとなる算数や数学を重視して勉強させたいと
お試し利用できるクーポンについて
このサービスを受けるためには、タブレット代はかかりませんし、契約途中でやめることもできます。
ですが、利用開始時に月額基本料(2,480円)の12か月分(合計29,760円)を一括で支払う必要がありますので、この点はちょっと敷居が高いと思っています。
(でも、他社のタブレット教材でも初期にまとめて支払わなくてはならないものはいくつもあります)
本来であればまとめてお金を用意しなければなりませんし「契約しても合わなかったらどうしよう」という心配は残っているかと思います。
一括3万円ですからね、よくわかります。
そこで、本ブログから申し込んでいただけると「1週間のお試し利用ができるクーポンコード」を作っていただくことができました。
このクーポンコードは、小学校以上向けの「RISU算数」でも、未就学児向けの「RISUきっず」でも使うことができます。
「kog07a」というクーポンコードを申し込み時に入力していただくことで、送料と保険料としての1,980円のみで1週間のお試し利用ができます。もしお試し期間中に返却したいときは、1週間以内必着で送り返してくださいね。
このまま契約したい場合は、そのまま使い続けていただければOKです。
こちらのボタンから、さらに詳しい説明を見ることができますので、ぜひアクセスしてみてくださいね。