年末になると、年賀状の準備を
しないといけませんね。
結婚や就職などを機に、
年賀状を書こうと思っているそこのあなた!
大人として恥ずかしい思いをしないように、
年賀状の決まりやマナーを
改めて見直してみませんか?
たとえば…元旦と元日の違い、
きちんと知っていますか?
今回は、年賀状に書く「元旦と元日の違い」を
中心に、
年賀状の基本的な決まりとマナーについて
解説します!
元旦と元日の意味から見る!年賀状に書くのは日にちが決め手!
年賀状には、
末尾に〇〇年の後に「元旦」や「元日」、
「1月吉日」など日にちに関する表記を
することが多いと思います。
年賀状のデザインテンプレートなどにも
書かれていますよね。
こういう日にちは、
どのように書くのが正しいのでしょうか?
正しく表記するためには、
それぞれの言葉の意味を知っておけば大丈夫ですよ。
「元旦」「元日」の意味は?
まず、「元旦」は「1月1日の朝」を指します。
そのため、「元旦」と書いた年賀状は、
1月1日の朝に相手に届くものに書きます。
そして、「元日」は「1月1日」を指しますので、
「元日」と書いた年賀状は、
1月1日のあいだに相手に届くものに書きます。
郵便局は、
「12月15〜25日の間に年賀状を出せば、
元日に配達可能。
26日以降は間に合わない可能性あり」
としています。
つまり、
12月15日〜25日の間に出せる年賀状には
「元日」と書いて良いことになりますね。
一方、「元旦に配達可能」とは言われていないことから、
1月1日の朝に届くとは限りません。
しかし、最近では朝に限らず1月1日を「元旦」と
理解する人が増えていることから、
1月1日に着く年賀状には「元旦」と書いても良いという
考え方も広まってきているようです。
正確な表記をしたければ、
「元旦」は避けるといいかもしれませんね。
ただ「1月1日元旦」や「1月1日元日」と書くのはNGです。
「元旦」「元日」という言葉自体に、
1月1日という意味が含まれているので、
先程の書き方では意味が重複してしまうからです。
「令和〇〇年元旦」という書き方が適切ですので、
覚えておきましょう。
1月1日に届かない年賀状は?
出し遅れたり、年賀状の返事を出すなどで、
1月1日に届かない年賀状の場合は、
どうすればいいでしょう?
元日ではなくなりますので、
「令和〇〇年1月吉日」や
「令和〇〇年新春」などの
書き方にするといいですよ。
ついでに知っておかない?年賀状に関するあれやこれやのマナー!
日本では、昔から新年を迎えると、
これまでお世話になった人に、
新年のお祝いの挨拶をして回る
「年始の挨拶回り」
という習慣がありました。
それが近代になり、
ハガキで挨拶を行うようになったのが、
年賀状の始まりです。
そんな大切な挨拶状である年賀状。
大人として、今年こそはマナーを
しっかり理解して書きましょう!
ここからは、
年賀状の代表的なマナーやルールについて、
いくつかご紹介しますね。
年賀状は1月7日まで
年賀状は松の内(1月7日)までに
相手に届くように送りましょう。
それ以降では、
年初めの挨拶としては遅くなるので、
「寒中見舞い」で挨拶状を出します。
目上の人への写真入り年賀状は控える
上司や取引先の相手など、
目上にあたる人には、
家族の写真入りの年賀状は
控えるのがマナーとされています。
家族写真は私事のイメージが強いためです。
ただし、相手との関係性によっては、
送っても問題ないでしょう。
目上の人に「賀正」はNG
年賀状のはじめに書く賀詞。
新しい年を祝う言葉のことですが、
「寿」
「賀正」
「迎春」
といった
1〜2文字の賀詞は目上の人にはNGです。
これらの言葉は、
「お正月がきた」と
言っているだけになるからです。
この場合は、
「謹賀新年」
「恭賀新年」
といった
「謹んで新年をお祝いします」という
丁寧な挨拶の意味を持つ賀詞を選びましょう。
喪中に年賀状をもらったら、寒中見舞いで返信する
喪中であることを相手が知らず、
年賀状が届いてしまった場合には、
年賀状ではなく寒中見舞いで
返事を送ります。
1月7日以降に送り、
喪中で年賀状を送れなかった旨を
伝えましょう。
修正液は使わない
年賀状は年始のおめでたい挨拶状なので、
間違いを修正液で消すことは
適切ではありません。
新しいハガキで書き直しましょう。
特に、宛名を書き間違えた場合は
必ず書き直します。
まとめ
今回は、
年賀状に書く元旦と元日の違いを中心に、
年賀状の基本的な決まりとマナーについて
解説しました!
「元旦」は1月1日の朝を、
「元日」は1月1日のことを指すため、
そのときに相手に届く年賀状には書いてOKです。
届かない場合は、
「1月吉日」などの表記を選びましょう。
また、年賀状にはさまざまなマナーがあります。
1月7日以降に相手に届くものは
寒中見舞いにすること、
目上の相手には家族写真入りの年賀状は
避けることなど、
意外と知らないことがたくさんあります。
大人になってから出す年賀状は、
しっかり決まりやマナーを確認して
準備しましょう!