毎日ジメジメとした日が続きますね。
晴れの日が少ないこの季節、
つい憂鬱な気分になってしまいます…
そんな時期だからこそ、
見ることの出来る植物があります!
それは、半夏生(ハンゲショウ)。
本来は湿地に自生し、
花は梅雨の時期、
6月に開花します。
花の時期には、
花に近い葉が白くなり、
白と緑のコントラストが
とても美しい植物です。
そんな半夏生、
自分で育てることも可能なんですよ!
この記事では、半夏生の育て方、
似た花の種類などもあわせて
ご紹介していきますね。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
半夏生に似た花はあるの?
実は、半夏生の花は白い部分ではなく、
垂れている穂の部分なんです!
花のすぐ下の葉だけが部分的に白くなります。
とても美しいので、
白い部分が花だと勘違いしてしまいますよね!
半夏生に似た花.1 崑崙花(コンロンカ)
開花:7月〜9月
アカネ科コンロンカ属の常緑低木です。
「ハンカチの花」とも呼ばれますが、
「ハンカチの木」とは別のものです。
白い花のような部分は、
葉が変形した萼片(ガクヘン)で、
他にも赤やピンクの種類があります。
花は目立たず、
黄色で小さな星のような形をしています。
暖かい地域の植物で、
日本では沖縄以外で庭植えは
難しいとされています。
半夏生に似た花.2 ハンカチノキ
開花:4月下旬~5月
ミズキ科ハンカチノキ属の落葉高木です。
「鳩の木」とも呼ばれますが、
名前が似ている「ハンカチの花」とは
別のものです。
花びらは存在せず、
雄花と雌花で作られた丸い部分を、
葉が変形した苞(ホウ)で
包み込むように咲きます。
この苞(ホウ)の部分が白くなります。
半夏生に似た花.3 マタタビ
開花:6~7月
マタタビ科マタタビ属の落葉つる性植物です。
猫が大好きなことでおなじみの
マタタビですね。
花が咲く梅雨ごろに葉が白くなり、
なんと花の時期が終わると緑に戻るんです!
虫を呼び寄せるために白くなると言われており、
花は約2センチと小さめで、
梅の花のような形をしています。
半夏生に似た植物、見たことのあるものはありましたか?
お出かけの際は、是非探してみてくださいね!
半夏生を上手に育てる方法は?
とっても美しい半夏生、
梅雨の時期にぴったりですよね。
しかし梅雨の時期、
どうしても出かけるのが
億劫になってしまいます…
そこで、自宅でも楽しむために、
半夏生の上手な育て方をご紹介していきます!
半夏生とは?
ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草です。
開花:6月後半から7月初旬
耐寒性:宿根草のため、冬には一度地上部が無くなる。
冬越しは可能。
草丈:50cm〜1m程になります。
上手な育て方
日当たり:葉が白くなるためには日光が必要。
半日程は日が当たる場所が◎
用土:水生植物用の用土や、
赤玉土でも良い。
植え付け時期:春か秋の気温が安定している時期が良い。
水やり:1年中水を切らさないように注意が必要。
下部が水に浸かっている状態でも◎
半夏生は、ドクダミや竹・笹と同じように
「地下茎」で増えていきます。
地下茎で増える植物はいつの間にか広がっていくため、
広範囲に増やしたいという目的がなければ、
鉢植えにしておくと安全です。
また自生地は湿地のため、
鉢植えの下部が水に浸かっている状態でも
管理することが可能です。
水生植物としてビオトープに使用すると、
とても素敵で管理もしやすいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
半夏生の育て方、
半夏生に似ている植物をご紹介しました。
育て方のポイントは、
なんといっても「水を切らさないこと」です。
梅雨の季節や水辺を彩る半夏生、
それが自宅にあると想像するだけで
とっても素敵ですよね。
まだ見たことが無いという方は、
植物園で管理している場合もあるので、
ぜひ足を運んでみてくださいね。