お盆のお供えでのお金の入れ方やマナーをまとめてご紹介




お盆

お盆の時期には、
実家や親戚の家などに出向き、
その際にお供えを持っていく方が
多いと思います。

お盆のお供え物といえば、
お菓子などの食べ物のイメージがありますが、
お金をお供えする場合もありますよね。

ですので、お金をお供えしてはいけない場合や、
お金をお供えする場合のマナーなどは
知っておいた方がよいでしょう。

今回は、

「お盆のお供えでお金を
 お金を持っていっていいの?」

「お金をお供えする場合には
 どんなマナーに気を付けた方がいいの?」

という疑問について、詳しく解説します!

お盆にお金をお供えするのは状況や親せきとの関係によりけり

お盆とは、亡くなったご先祖様や家族が、
家に戻ってこられる期間のことです。

この期間になると、
家族はその魂を家に迎え入れてもてなし、
供養をします。

時期としては、8月13日〜16日とされています。

お盆には、仏壇やお墓にお供えをしますよね。

これは、ご先祖様たちが
無事に家に辿り着けることや、
家に戻ってきたご先祖様たちが
ゆっくり過ごせることや、

お盆が終わったら無事に戻れることなどを
願うために供えるものとされます。

そのため、一般的には、ご先祖様が好きな食べ物やきれいなお花などをお供えします。

あなたは、「初盆」というのを
聞いたことはありますか?

お盆の中でも、初盆は特別です。

初盆とは、
亡くなった方の四十九日が終わってから、
初めて迎えるお盆のことをいいます。

その方が初めて家に戻ってこられるお盆なので、
他のお盆に比べて、より丁寧かつ盛大に
おもてなしをします。

初盆の法要に招かれたときは、
普段のお盆のように食べ物などのお供えに加えて、
香典としてお金をお供えします。

初盆に香典をいくら包むかは、
亡くなった方との関係性により変わります。

相場としては、

・自分の両親や義両親 : 1〜10万円
・自分の祖父母 : 5000〜1万円
・それ以外の親戚 : 5000円
・知人、友人、職場関係 : 3000〜5000円

くらいとされています。

法要の後の食事会にも出席する場合は、
さらに食事代として
5000円〜1万円プラスして包みましょう。

なお、普段のお盆では、
お金は一般的にはお供えをしないことが多い
です。

さきほどお伝えしたような
お菓子などの食べ物のような消え物が喜ばれます。

ただし、地域や家庭によって、
考え方や文化はさまざまなので、
例外もあり得ます。

お供えを準備する前に一度相談してもいいですね。

覚えておこう お盆のときのお金のマナー 用意の仕方・お供えの仕方

お盆

さて、初盆のときに準備するお金=香典には、
包み方や渡し方などにいろいろとマナーがあります。

ここからは、そのマナーについて学びましょう!

不祝儀袋の準備の仕方

香典は、黒白の結び切りの
水引の不祝儀袋に包みます。

関西の一部の地域では、
黄白の水引を使うこともあります。

袋の表書きには、

 ・水引の上に「御仏前」
 ・下に氏名を書きます。
 ・文字は薄墨である必要はありません。

内袋がある場合は、
表面中央に「金◯萬円」と金額を記載します。

お札は、お葬式のときのように、
「まるで準備をしていたようだから、
 新札を入れてはいけない」
というタブーはありません。

ただ、新札だとお祝い事のようにも
感じられるので、きれいめの旧札を
選ぶことが一般的です。

お札の入れ方にも、絶対にこれという決まりはありません。
ですが、全てのお札の向きを揃えて、人物の描かれている面を裏向きにして、さらに袋の底に向けたほうがいいとされています。お祝い事のときのお札の入れ方と逆というわけですね。
そのようにするのが無難でしょう。

香典の渡し方

しっかりと準備した香典を、
初盆の法要に持参したら、
正しいマナーで渡しましょう。

香典は袱紗(ふくさ)に包んでいきます。

渡すタイミングになったら、
相手の目の前で袱紗をひらいて、
不祝儀袋を取り出します。

相手の方に不祝儀袋の向きを合わせて、
「心ばかりですが、お仏前にお供えください」などの
挨拶とともに渡します。

渡すタイミングとしては、
相手先を訪問して、
法要の施主にはじめに挨拶するときでいいでしょう。

ただし、地域などによっては、
施主に直接渡すことはせずに仏前に供える、
などの渡し方もあるようです。

事前に確認しておいたり、
他の方がされている方法に
ならったほうがいいかもしれません。

まとめ

お盆

今回は、お盆のお供えとして
お金を持っていく際のマナーについて
ご紹介しました!

一般的に、お盆のお供え物には、
お菓子などの食べ物を持参します。

ただし、亡くなった方のはじめてのお盆=初盆には、
香典を持参します。

金額は、亡くなった方との関係性により変わります。

香典は、きれいめの旧札を
黒白の水引の不祝儀袋に入れて、
袱紗に包んで持参します。

相手の目の前で袱紗を外して、
一言添えて渡しましょう。

なお、お供えや香典には、
地域によってさまざまなマナーや決まりが
あることがあります。

事前に確認をしたり、他の方がされている方法に
ならったりすると安心ですよ。

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