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花火の発祥の国は日本ではなかった!?知ると面白い日本と世界の花火の歴史




花火

といえば何を思い浮かべますか?

プールや海、夏祭り、花火大会と
いろいろなイベントが目白押しで、
誰もがワクワクする季節ですよね。

 

その中でも花火大会は
決められた日にしか体験できない
貴重なイベントです。

 

日本の花火の技術力は世界からみても高く、
日本伝統のイメージが強いので、
花火は日本発祥だと思っているかたも
多いのではないでしょうか?

 

実は花火の発祥地は古代中国で、
煙を使った情報伝達が始まりだとされます。

 

他にも同じ中国で薬を作る職人が
たまたま発見した火薬が
爆竹に使われるようになり、
長い年月をかけて
今の打ち上げ花火へと進化しました。

 

この記事では花火の世界の歴史と
日本の歴史を詳しく紹介しています。

お子様と一緒に花火大会に行ったときには、
ぜひ花火の歴史まで教えてあげてくださいね。

世界の花火の歴史

花火

花火の起源は諸説ありますが、
一般的には古代中国で使われていた
狼煙(のろし)という煙を使った
情報伝達のうちの一つが始まりだといわれています。

 

中国では薬を作る職人によって
火薬が偶然発見されると、
それが武器に使用されるようになり、
1100年頃になって
爆竹に使われるようになりました。

 

こうして火薬が使われた爆竹などの花火が
市場に出回るようになりました。

 

中国で偶然発見された火薬は
世界各国に伝えられ、
1500年代にはイタリアやイギリスなどの
ヨーロッパ諸国で観賞用の打ち上げ花火が
作られるようになりました。

 

現在のような色とりどりの花火になったのは
1830年代で、
イタリア人が金属と火薬を組み合わせて
花火に色をつけたといわれています。

 

日本以外の国では、
花火は王位即位や誕生日などのおめでたい日や、
独立記念日などの記念日、
新年に打ち上げられることが多いです。

日本の花火の歴史

花火

日本に火薬が持ち込まれたのは
1274年に蒙古軍が襲撃してきたときだと
いわれています。

 

花火としての最も古い記録は
そこから約200年後の1447年です。

当時中国から日本に来ていた人が
花火と考えられるものを
浄華院(現在の京都市上京区)の境内
行っていたという文献が残っています。

 

この時代の花火は
すべて中国から持ち込まれたもので、
空に打ち上げるのではなく、
爆竹のように地上で行うものでした。

1500年代にヨーロッパで
作られるようになった
観賞用の打ち上げ花火は、
1500年の後半には日本にも入ってきました。

 

記録によると、1582年4月14日に
イエズス会がキリシタンを増やすために
行ったイベントで花が火打ち上げられました。

「空中で実にさまざまな形となった」

とあるように、
この頃にはだいぶ今の花火と同じ形に
なっていたと思われます。

 

花火が夏の風物詩となったのは
江戸時代までさかのぼります。

 

1732年(江戸時代中期)に疫病が流行り
数多くの死者が出ました。

 

これと同じくして作物の凶作が起き、
大規模な飢饉が起こってしまったのです。

 

そのため幕府は

「犠牲者の慰霊のために花火をあげた」

ことが夏の花火大会のはじまりだとされます。

 

しかし最近ではこれを否定する意見も
出ているため真偽は定かではありません。

 

ちなみに、花火が打ち上がるときの
「たーまやー」という掛け声は
江戸時代を代表する花火業者の名前で、
当時は他に「かぎや」という業者もいました。

 

花火が打ち上がるときの掛け声は
この業者の名前からきています。

まとめ

花火

日本の花火は世界からみても
技術力が高いと評判なので、
花火は日本発祥だと思ってしまいそうですが、
実は違ったというのが驚きですね。

 

今では聞かなくなってしまった
「たーまやー」ですが、
当時の盛り上がりが想像できます。

 

ここ何年かは花火大会を自粛する傾向が
続いていてとても残念ですが、
次に花火大会が開催される頃には
明るい日本、そして明るい世界に
なっていることを願っています。

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