春になると美しく咲き誇る桜。
開花時期をしらべてお花見準備をするのも楽しいですね。
テレビでも全国各地のお花見情報が連日放送されますし、イベントもたくさん催されます。
仲の良い友人や職場の同僚と桜を愛でながら宴会をする、桜の季節の風物詩ですね。
日本人は桜が大好き。
でも、その桜の種類見分けられますか?
「これはソメイヨシノだよ」
「こっちはヤエベニシダレだね」
なんて見分けられれば友人たちに一目置かれるようになりますよ。
見分けるポイントと、代表的な種類をまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね。
桜の種類どう見分ける?見分けるポイント5選!
桜の種類を見分けるためには、見るポイントがあります。
そこさえ押さえれば簡単に見分けることができますよ。
毛の有無
葉
樹形(じゅけい)
樹皮(じゅひ)
ではさらに詳しくご説明しましょう。
花の付き方
花が5枚のものがソメイヨシノ、花びらが重なって咲くものが
八重桜というように見分けることができます。
ちなみに、八重桜というのは桜の品種名ではないのですよ。
花びらが重なって八重咲きする桜の総称を八重桜と呼ぶんのです。
毛の有無
若枝や葉の裏側、葉柄(ようへい)などに毛があるかないかで見分けることが
できますよ。
ソメイヨシノは毛が生えていますし、大島桜は葉の下側無毛です。
葉
花が咲くときに葉も一緒に開くのか、花が終わってから葉が開くのかで見分けることができます。
ソメイヨシノは花が終わってから葉が開きますし、ヤマザクラは花と葉が同時に開きます。
樹形
枝が柳のように垂れている枝垂れ状や、傘のように横に広がる傘状になっている
というように形で見分けることができます。
ソメイヨシノは傘状、ヤエベニシダレは枝垂れ状などと形から見分けることができます。
樹皮
色や質感、模様などで見分けることができます。
ソメイヨシノは灰色っぽく、横に短いスジが走ってますし、ヤマザクラは紫褐色で光沢があり、ソメイヨシノより長めのスジがあります。
桜の種類は多いので、見分けるのは大変ですが、これらのポイントに注目して観察すると、見分けられるようになりますよ。
桜って色々ある!主な種類と名前をご紹介!
見分け方を学んだあとは、主な種類をご紹介しますね。
ソメイヨシノ
いわずとしれた桜の代名詞ですね。
大島桜と江戸彼岸桜の交配種なんですよ。
花が5枚あり、最初は淡い赤色をしているんですが満開になるにつれて白く変わっていくのが特徴です。
現在日本で楽しめるソメイヨシノは、基本的に挿し木や接ぎ木で増やしたクローンのため、暖かい地域や寒い地域でも同じように咲くんですね。
ヤエベニシダレ
八重桜の代表的な品種です。
花の色は濃い紅色です。花びらが重なって咲く八重咲きであることのほかに
花びらの数が多いという特徴もあります。
ソメイヨシノが散り始めるころに咲き始めます。
大島桜
花は白く、葉が開くと同時に咲きます。
八重咲きもあり、淡い香りがします。
葉の先がとんがっているのが特徴で、桜餅を包んでいるのはこの桜の葉なんですよ。
ヤマザクラ
花びらは5枚で、白や淡い紅色が基本ですが、淡い紅紫色や先端が濃いなど様々あります。
赤みのある葉が特徴で花と一緒に開きます。
大山桜
ヤマザクラよりも色が濃いバラ色の花が咲きます。
また花や葉もヤマザクラより大きいんですよ。
あと、この桜は実がなるんです。
江戸彼岸桜
春の彼岸ごろに咲く早咲きの桜です。
名前にも彼岸ってありますね。
がくが丸く膨らんでいます。
ほかにもいろいろあるのですが、代表としてこの5つを
ご紹介しました。
まとめ
いかがでしたか?
一言に桜といっても、たくさんあるんですね。
みんなで桜を見ている中おもむろに
「これは大島桜だよ」
とか言えると「すごい!なんでわかるのー?!」となり鼻高々ですね。
ぜひ役立ててくださいね。