春分の日・秋分の日の前後は、
お彼岸の時期です。
お彼岸には、
仏壇やお墓にお参りしてお供えをしますが、
実家に帰る場合にもお供えは必要なのでしょうか?
答えは「イエス」!
実家であっても、
お彼岸のお供えは準備しましょう。
今回は、その理由とともに、
実家でのお彼岸のマナーや
おすすめのお供えについてもご紹介します!
お彼岸のお供えは実家でも必要です!相場は?のしは?
お彼岸は、春と秋の年2回あります。
春分の日および秋分の日を真ん中にして、
前後それぞれ3日の合計7日間のことを指します。
もともと「彼岸」とは、仏教で「あの世」のこと。
すなわち煩悩のない悟りの境地、
極楽浄土をさしています。
春分の日と秋分の日は、
太陽が真東から登り、
「あの世」がある方角とされる
真西に向かって沈みます。
このことから、春分の日と秋分の日は
「この世とあの世がつながりやすい日」と
考えられています。
そして、この彼岸の時期に
仏様やご先祖様をお参りすると、
死後に自分自身も「極楽浄土」に
いけるようになる、と
信じられているんです。
つまり、お彼岸は、
仏様やご先祖様に想いを馳せる日であると同時に、
自分の死後のために祈る日でもあるんです。
ですから、お彼岸の時期になったら、
ぜひとも仏壇やお墓を参って、
お供え物をしましょうね。
実家に住んでいてもお供えは必要?
ところで、もともと実家に住んでいたり、
実家に帰ったりという場合にも、
お彼岸のお供えは
準備するべきなのでしょうか?
義実家や親戚の家に行くとなったら、
準備しないといけないような気がしますが、
実家でもわざわざ必要なの…?と
思いますよね。
お彼岸は、仏様やご先祖様を
大切にするための日でもあります。
ですから、実家であっても
お供えはきちんと準備して、
仏壇やお墓に向かって
感謝の気持ちを伝えてくださいね。
お彼岸のお供えの相場としては、
3000〜5000円とされています。
現金を包んでも、
お菓子などの品物を包んでも、
どちらでもOKです。
故人が好きだった食べ物や
お酒などを選んでもいいですね。
お彼岸のお供えに使う「掛け紙」って?
お彼岸のお供えには「掛け紙」をかけます。
お祝い事の場合には、
「のし紙」をかけますね。
のし紙とは、紅白の水切に、
右上にのしという飾りがついたものです。
お彼岸はお祝い事ではないので、
のしのついていない掛け紙を使います。
水切は、白黒の結び切りを選びましょう。
水引の上には「御供」または「御供物」、
下にはフルネームで名前を書きます。
お彼岸のお供えにオススメの品4選!
お彼岸にお供えが必要なことは
わかりましたね!
でも、一体何を持っていったらいいのか
悩んでしまいますよね。
まず、お彼岸のお供えを選ぶときには、
以下のことに注意します。
〇お彼岸のお供え選びで注意すること
・日持ちすること
・小分けにできるもの
・年配の方でも困らないもの
・故人が好きだったもの
お彼岸には、たくさんの親戚が集まり、
色々なお供えが渡されることになります。
そのため、急いで食べなくて良い
日持ちするものや、
解散の際に集まった親戚に
配ってしまうことができる
小分けのものが喜ばれます。
また、年配の方も多く集まることが
考えられますので、
せんべいなどの固いものや、
食べ慣れない変わった洋菓子は
避けた方がいいでしょう。
故人を思って、
好きだったものを選ぶのも、
喜んでもらえますよ。
お彼岸のお供えのおすすめ
では、ここからは、これらのポイントをおさえた
オススメのお供えをご紹介します!
ぜひ参考にしてくださいね。
ゼリー、水ようかん
柔らかくてのどごしのよい
ゼリーや水ようかんは、
子どもから年配の方まで
幅広く食べることができますね。
個包装のため、日持ちもするし、
みんなで分けやすいので、
お供えのお下がりにも困りません。
中身によって季節感を出せるのもいいところです。
あられの詰め合わせ
日持ちして、
年配の方までみんなが好きなものといえば、
あられなどのかわきものですよね!
小袋に入った詰め合わせなら、
ちょっとつまむのにちょうどいいですよ。
ブランドやメーカーを気にする方でも、
あられは老舗も多いので、
有名どころを選べば安心です。
お線香、ろうそく
お彼岸のお供えの定番の一つが、
お線香やろうそくです。
仏様やご先祖様にお参りするときに
使うものなので、お供えにぴったりです。
お彼岸のあとも日常的に使うものなので、
お下がりとして使う側にも
ありがたがられますよ。
最近は、煙や匂いの少ないものや、
現代的なおしゃれな香りがするものもあるので、
選ぶのも意外とおもしろいですよ。
お花
お供えというと食べ物を想像しがちですが、
お花のアレンジメントもお供えとしてOKです。
仏壇まわりが華やかになり、
きっと喜ばれますよ!
赤やオレンジなど鮮やかすぎる色は避け、
白をベースに、優しい色合いのピンクや紫、
緑などを選ぶのがオススメです。
ただし、その後のお花の水替えや
水やりが大変な方がおられる場合には、
避けた方がいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、お彼岸のお供えは
実家でも持って行くべきなの?という
疑問におこたえしました。
お彼岸は、仏様やご先祖様をお参りすることで、
自分自身も極楽浄土に行けるように祈る期間です。
実家であっても、
きちんとお供えを準備して
お彼岸を迎えた方がいいですよ。
お彼岸のお供えには、
日持ちして小分けしやすく、
誰でも食べやすいゼリーやあられ、
日常的に使えるお線香などがおすすめです。