秋になると
あちこちで見かけるようになる彼岸花。
彼岸花といえば赤い花が有名ですが、
白い彼岸花もあることを知っていますか?
今回は、そんな白い彼岸花とは
どんな花なの?
どこに咲いているの?
花言葉は何?
といった疑問にお答えします。
珍しい白色の彼岸花は本当にあるの?いつ・どこで見られる?
彼岸花といえば、
秋のお彼岸の時期になると、
赤い花が街中に咲いているのを
よく見かけますよね。
実は、彼岸花には赤以外にも
白、オレンジ、黄、ピンクといった
色の花もあるんです。
ちなみに、最近話題のマンガ
「鬼滅の刃」に登場する青い彼岸花は、
実在しません。
彼岸花の仲間に
青っぽいものはあるそうですが、
マンガに描かれているように
赤い彼岸花の形で
真っ青な花はありません。
ちょっと残念ですね。
さて、今回は
そんなさまざまな色の彼岸花の中でも、
特に美しい白色の彼岸花について解説します。
彼岸花には数多くの種類があり、
白い色をした彼岸花も何種類かあります。
ここでご紹介する白い彼岸花は、
街中でよく見る赤い彼岸花
「リコリス・ラジアータ」ととても似ている形で
色が白い
「リコリス・アルビフローラ」という花です。
リコリス・ラジアータと、
彼岸花の一種のショウキランの
自然交雑種と言われています。
白い彼岸花の開花時期は、
赤い彼岸花と同じく9月下旬頃です。
秋のお彼岸の時期に咲くから
「彼岸花」と呼ぶ、
とも言われているだけありますね。
では、この白い彼岸花は、
どこに行けば見られるのでしょうか?
繁殖力が低く
街中でほとんど見かけることはありませんが、
主に九州に自生しているそうです。
ただ、白い彼岸花にも
いくつか名所があり、
そこに行けば美しい群生を
見ることができるのです。
金沢の「香林寺」
願掛け寺として有名な香林寺ですが、
願掛けの際に通る「幸福の道」に
白い彼岸花が咲いています。
十二支像や羅漢像とともに見られる
白い彼岸花は幻想的です。
福岡の「不老山正光寺」
白い彼岸花の他に、
淡いピンク色や黄色の
彼岸花の群生を見ることができます。
それらはなんと合計約1万本にもなります。
例年9月下旬の週末の2日間に
「白い彼岸花まつり」が開催され、
多くの観光客がつめかけます。
神奈川の「常泉寺」
「花のお寺」「河童のお寺」として
親しまれている常泉寺。
赤い彼岸花と白い彼岸花が
境内のあちこちに咲きほこります。
赤い花が1000本、
白い花が300本咲いているそうです。
赤と白が混ざり合う様子も美しいです。
赤色とは違うロマンチックな白い彼岸花の花言葉
彼岸花といえば、
群生している様子などは一面真っ赤になり、
本当に美しいものですよね。
有名な群生地は
観光スポットにもなるくらいです。
ですが、
ご先祖様を偲ぶ「彼岸」に咲くことや、
花が毒をもつこと、
「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」
などの迷信から、
少し不吉なイメージをもつ方が
多い花でもあります。
そんな赤い彼岸花の花言葉は、
「情熱」「独立」など
熱いメッセージをもつ一方で、
「悲しい思い出」「あきらめ」といった
寂しい意味もあるのです。
ですが、白い彼岸花の花言葉は
少し違っています。
白い彼岸花の花言葉は、
「思うはあなた一人」、
「また会う日を楽しみに」です。
赤い彼岸花とは異なり、
とてもロマンチックなイメージですよね。
とはいえ、
やはり彼岸花元来のネガティブなイメージは
どうしてもあります。
珍しくて美しい白い彼岸花ですが、
もし誰かに
プレゼントしたいと思われる場合には、
花についてよく知っている方など、
理解して喜んでもらえそうな相手に
限定したほうがよさそうですね。
まとめ
今回は、珍しい白い彼岸花について
ご紹介しました!
赤い彼岸花と同じく
9月下旬頃に咲く花で、
主に九州に自生しています。
金沢の香林寺などでも、
白い彼岸花を見ることができます。
また、白い彼岸花には
「思うはあなた一人」、
「また会う日を楽しみに」といった
ロマンティックな花言葉があります。
ただ、彼岸花に
不吉なイメージを持つ方もいるので、
プレゼントする際には
相手を選ぶように注意しましょう。