12月31日の大晦日。大掃除やおせち作り、お年玉を用意したりと大忙しですよね。
我が家も年越しは毎年バタバタと過ごしています。
こんな風に何気なくこなしている年越し行事ですが、実は大晦日に食べるものは、地域によって違うようです。
そしてそれぞれに意味がちゃんとあるんですよ。
そこで今回は、子どもたちにも伝えたい「大晦日の過ごし方とその意味」をお話ししたいと思います。
大晦日の食べ物なら年越しそば。小さい子に食べさせてもOK?
大晦日の食べ物と言えば年越しそばですよね。
大晦日にそばを食べる習慣は江戸時代から始まっていて「そばのように長く長寿であるように」という願いが込められているそうです。
また、そばはポロポロと切れるので「一年の災いを断ち切る」といった意味もあるのです。
でも、そばって小さい子供に食べさせるのは、ちょっと心配ですよね。
そばアレルギーであった場合、重篤な症状が出てしまうので無理にたくさん食べさせる必要はありません。
だいたい1歳半ごろからそばを試してみても良いのですが、その時もそば一本を細かく切って食べさせ、数時間様子を見ます。
もし蕁麻疹やかゆみ、嘔吐などがあった場合はアレルギーの可能性が高いので食べさせないで下さいね。
そばが食べられなくても大丈夫。
「末永く元気で仲良く過ごせますように」という意味を込めて、うどんでも良いのではないでしょうか?
ちなみに我が子はアレルギーではありませんが、そばが苦手。
一応、縁起担ぎで大人が食べるそばを一口食べますが、メインはうどんにしています。
ジンクスのために体調をこわしていては、本末転倒ですからね(笑)
大晦日にみんなでたべる食べ物!年越しそばの他には?
大晦日に食べるものは、家庭や地域によってさまざまなようです。
年越しそばは一般的ですが、それ以外にもすき焼きや、お寿司を食べる方もいるようです。
また、北海道では31日におせち料理を食べるのが普通なのだそうです。
大晦日から親戚や友人が集まり、おせちを囲んで宴会がスタート。
そのままワイワイと年越しをするのが、北海道流のお正月の迎え方なのだとか。
おおらかな地域性が出て、おもしろいですね。
しかしそもそも大晦日は、年神様がやって来る元日を控えて正月準備を整える日。
私はお祝い料理のおせちを先に食べてしまうのは、何となく気が引けるんです。
でも、大晦日は大忙し。
年越しそば以外に作るのは大変なので、我が家ではそばの他にてんぷらを用意します。
しかしそれも最近のこと。子どもが小さかった頃は、おせちを作っててんぷらを揚げるなんて、とてもできませんでした。
その頃は冷凍のおそばやうどんがとても重宝しましたよ。
12月31日は年越しそばだけでなく、各家庭で「我が家の大晦日はこれが定番!」という料理を決めるのもお勧めです。
まとめ
大晦日には、年越しそばを絶対に食べなければいけないわけではありません。
何を食べるかよりも、家族で「この一年あんなことがあったね、こんなことがあったね」とお話ししながら食卓を囲むことが大切だと思います。
そして、「日本人は年越しにおそばを食べて、家族の長生きをお祈りする風習があるんだよ。」と子供たちに教えてあげましょう。
子どもはどんどん大きくなります。
毎年毎年、料理に手をかけられる時間も増えていきます。
あれもこれもとお正月料理を頑張るよりも、その年の子どもたちが食べられるもの、好きなものを考えて、無理のない程度に作りましょう。
ゆったりとした気持ちで家族一緒の大晦日を過ごしてくださいね。