今日の晩御飯は、
みんな大好きなおいしいカレー!
…なのに、カレーが水っぽくてサラサラ!?
ドロドロになってくれない!?
その原因は、「水の量」と「アミラーゼ」にあるんです!
今回は、カレーがドロドロにならない原因と、
サラサラになってしまったときに
とろみをつける方法をご紹介したいと思います。
カレーがドロドロにならない原因は?
カレーといえば、
トロッとしたルーが具材や
ご飯が絡むのが美味しいですよね〜。
シーフードカレーなど
サラサラなカレーもありますが、
日本の家庭でよく食べられているカレーは
ドロドロなものが多いですよね。
それなのに、
ルーを入れてもドロドロになってくれない!
というときがあります。
箱に書いてる通りにしたのに、なんで!?
それにはいくつか理由が考えられます。
どれか当てはまるか見てみてくださいね。
①水を入れすぎた
一番に考えられる理由が、
単純に「水の入れすぎ」です。
ルーには決められた水の量があり、
大抵は箱に書かれています。
その量をきちんと守れておらず、
多めに入れてしまっていると、
サラサラのカレーになることがあります。
②お鍋の蓋を閉めて煮込んだ
カレーの具材を煮込むときに、
お鍋の蓋を開けているか閉めているかも、
カレーのとろみに影響します。
蓋を開けていると水分が飛びますが、
閉めていると水分はなくなりません。
つまり、蓋を閉めて煮込むと、
水分が多くてとろみがつきにくくなるんです。
ただ、ルーの箱をよく見ると、
「蓋を閉めて煮込む場合は、◯ml」と
蓋の開け閉めによって水の量が指定されていて、
蓋を閉めた場合のほうが少なめになっています。
この量を守ることも大切です。
③口をつけたスプーンやお玉でかき混ぜた
これは、つまり「唾液がカレーに入った」と
いうことになります。
唾液にはアミラーゼという物質が含まれていて、
とろみ成分を分解するはたらきがあります。
そのため、口をつけたスプーンなどを
お鍋に直接入れるのはNG。
きちんと取り皿にとってから
味見をするようにしましょう。
④はちみつを最後のほうに入れた
はちみつにも、
唾液と同じアミラーゼが含まれています。
「隠し味に〜」と思って最後に入れると、
はちみつのアミラーゼが
とろみ成分を分解してしまいます。
はちみつを入れるときは、
野菜を煮込むときに入れます。
ぐつぐつ煮込むことで、
アミラーゼの機能は失われます。
⑤水気の多い野菜を入れた
水の量は箱に書かれた通りにしていても、
トマトや大根など水分を多く含む野菜をたくさん入れると、
その分カレー全体の水分が多くなってしまいます。
水気の多い野菜を入れるときは、
事前に炒めるようにしましょう。
ちなみに、よく入れる食材である
じゃがいも、にんじん、玉ねぎなども、
煮込む前に炒めますよね。
この工程は、旨味を閉じ込めるためでもありますが、
余分な水分を出すためでもあるので、
面倒がらずにやりましょうね。
カレーにとろみをつける対処法は?
カレーがサラサラになってしまわないようにする方法を
ここまでお伝えしましたが、
「すでに作ってしまったカレーがサラサラで困ってるの!!」
という人もいるはず。
そこで、ここからはサラサラのカレーを
トロトロのとろみのあるカレーに
変身できる対処法をご紹介しますね。
よく煮込む
カレールーのとろみは、
60℃以上くらいで長めに煮込むことで、
とろみがつくように出来ています。
まずはしばらくコトコトいうくらいで
煮込んでみましょう。
鍋底が焦げてしまわないように、
絶えず混ぜておくことも大切です。
そうするととろみが出てくることがありますよ。
水溶き小麦粉を混ぜる
それでもダメなときは、
とろみをつけてくれる水溶き小麦粉や
水溶き片栗粉を使いましょう。
一度火を止めたら、
水溶き小麦粉(片栗粉)を少し加えてはよく混ぜ、
これを繰り返して、
ちょうどいいとろみまで整えましょう。
入れすぎるとドロドロになりすぎたり、
小麦粉や片栗粉の味が強くて
粉っぽく感じることがありますので、
少しずつ入れるようにしましょう。
まとめ
今回は、カレーにとろみがつかないときの
理由と対処法について解説しました!
とろみがつかない原因には、
水の入れすぎや唾液・はちみつによる
とろみ成分の分解が考えられます。
カレーを作るときには注意しましょう。
また、どうしてもとろみがつかなくて困る、
というときは、もう少し長く煮込んだり、
水溶き小麦粉を加えることで改善することがありますよ。