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柿の木の寿命が原因?実がならないときの対処法は?




柿

「家の柿の木にちっとも実がならない…
もしかして寿命がきたの?」

いえいえ、柿の木は寿命が長いので、
実がならないのには別の理由がある可能性が
高いんです。

その理由の一つが、
なんと「剪定しすぎていること」!

では、どうしたら柿の実が
なってくれるようになるのでしょうか?

具体的に解説したいと思います!

柿の木の寿命は何年?寿命をのばすポイントは?

柿という果実の歴史は古く、
柿の種の化石の発掘などから、
なんと縄文時代や弥生時代から存在していた
されています。

その頃の柿は渋柿でしたが、
鎌倉時代になって突然変異で甘柿が登場し、
現在では1000種類以上の柿が存在しています。

現代の日本で、
スーパーなどで流通している柿の実は、
ほとんどが甘柿です。

庭に植えられている柿の木になる実は、
甘柿のものも渋柿のものもあります。

甘柿は、収穫後数日置けば渋みが抜けて甘くなり、
食べることができます。

一方の渋柿は、干し柿にして甘くしなければ、
とても渋くて食べられないので、
注意しましょう。

最近、庭木としてよく育てられる柿の品種としては、
甘柿なら「富有(ふゆう)」
渋柿なら「西条(さいじょう)」が、
実の美味しさから人気です。

そんな柿の木ですが、
全般にとても寿命が長い木で、
「長寿の木」と呼ばれるほどです。

なんと、一般的には50〜100年生きるんです。

長ければ300〜400年生きて、
しかもちゃんと実をつけてくれるのだ
そうですよ!

柿の木を出来るだけ長く育てるための
ポイントとしては、

・日当たりと風通しがよいところで育てること
・水をやりすぎないこと
・上手に実をつけさせること

などがあります。

柿の木は日光を好み、
水はけ・水もちのよい土でよく育ちます。

ただ、柿の木の枝はもろく、
折れやすいのが特徴です。

それにも関わらずとても育ちやすい木なので、
放っておくとぐんぐん長さが伸びてしまうため、
すぐに病気になったり枝が折れたりします。

そこでやることが、
「上手に実をつけさせること」
です。

適度に実がつくと、
実のほうに木の養分がとられて、
枝葉の成長がゆっくりになります。

こうすることで、
木が長生きしやすくなるのです。

柿の木に実がならないときの対処法

柿

柿の木はとても寿命が長いので、
実がならないのは、
寿命が原因である可能性は低いです。

それでは、
本当の原因は一体なんなのでしょうか?

水不足、肥料過多、日照不足、病気…などなど、
さまざまな原因が考えられますが、
きちんとお世話をしている人ほど陥りやすい
とある原因があるんです。

それが「剪定のしすぎ」なんです。

柿の木の枝につく花芽は、
春に新しく伸びてきた枝につきます。

枝の先端と、
そこから20〜40cm以内にある
2〜3つの芽に花がつきますが、
そこから幹の方にある芽には
花が咲かずに葉だけがでてきます。

柿の木の枝は長く伸びやすいので、
形を整えるために枝を剪定しないと
いけないことが多いかと思います。

ただ、このときに枝の先の方にしかない
花芽になる部分を切ってしまうと、
花が咲かず、
結果として実がならなくなってしまうんです。

まめに手入れをする人ほど、
大切な花芽を切ってしまっていることがある
いうわけです。

だからといって、
あまりほうっておくのも、
「隔年結果」という別の問題が起きてしまいます。

たくさん実がなりすぎると、
実のほうにばかり柿の木の養分がとられてしまい、
来年の花芽を作るために必要な養分が
足りなくなってしまいます。

すると来年に実がならなくなってしまい、
「隔年にしか果実が結ばない」=「隔年結果」という状態に
なってしまうのです。

隔年結果を防ぐためには、
5月頃に花が咲く前に余分なつぼみを
摘んでしまう「摘蕾(てきらい)」を行うか、
実がなってから余分な実をとってしまうようにして、
実の数を調整すればOKですよ。

枝は切りすぎず、実は作りすぎず…

ちょっと加減が難しいところではありますが、
手をかけてあげれば、長年、毎年、
美味しい柿を食べることができます。

ぜひお世話をしっかりしてあげてくださね。

まとめ

柿

今回は、柿の木に実がならないときの原因について
解説しました。

実がならないと、
寿命がきたのではないかと考えるかもしれませんが、
柿の木の寿命は50〜400年ととても長いため、
原因としてはあまり考えられません。

水不足、肥料過多、日照不足などの
よくある原因もありますが、
柿の木に特徴的な原因としては、
花芽になる枝先を剪定しすぎてしまうことや、
実のなりすぎによる隔年結果が考えられます。

思い当たる場合は、
一度育て方を見直してみるといいかもしれませんよ。

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