ここ数年、自宅のベランダや庭、
貸し農園などで家庭菜園を楽しむ人が
増えてきました。
さらに、コロナ禍による
ステイホームを機に、
最近ますます人気となっています。
あなたも家庭菜園を始めてみませんか?
初心者さんにもオススメの野菜は、
「茄子」ですよ!
今回は、プランターでも出来る
茄子の育て方やコツを、
わかりやすくご紹介します!
茄子の植え付けの時期はいつ?プランターで育てる準備方法!
茄子は、
春に植えれば夏から秋にかけて収穫できます。
そこまで手間はかからないのに、
長く楽しむことができ、
さらに料理にも使いやすい野菜です。
そのため、
家庭菜園初心者でも育てやすく、
挫折しにくいので、オススメですよ!
今回は、プランターで茄子を育てる方法を
お伝えしたいと思います。
まずは、植え付けからチェックしていきましょう。
○準備するもの
・苗
茄子の苗は、
4月下旬〜5月上旬に植え付けをします。
苗は、ホームセンターなどで購入しましょう。
長茄子や水茄子など
いろいろな種類がありますが、
基本的な育て方はどれも同じです。
「育てやすい」と書かれているものもいいですが、
自分がよく作る料理に合った品種を
選んでもいいですね!
・土
茄子は、排水が良く栄養たっぷりの土を好みます。
そのため、プランターの底に鉢底石や
軽石を薄く敷き詰めてから、
野菜専用の培養土を入れます。
培養土には栄養がしっかり含まれているので、
元肥は必要ないですよ。
・プランター、支柱
プランターは
深さが30cm以上あるものを選びます。
幅は、1株だけ植える場合は30cm程度、
2〜3株植える場合は長方形のものが
オススメです。
また、茄子は1m前後まで伸びるので、
倒れてしまわないように
支柱を立てる必要があります。
120cmの支柱を3本ほど
用意しておきましょう。
○植え付け方
①プランターの底に、
鉢底石や軽石を薄く敷き詰めてから、
野菜専用の培養土を
プランターの8〜9割くらい入れる。
②茄子を植えたいところに、
苗と同じくらいの深さの穴を掘り、
ビニールポットを外した苗を
そこに置き、優しく土をかける。
③底から水が出るくらい、
たっぷり水をやる。
これで完了です!
変わったことは特にしなくていいので、
初心者にも扱いやすいですよ。
茄子をプランターで育てるコツとポイント8選
次に、美味しい茄子を
出来るだけたくさん長く収穫するために、
プランターでの育て方のコツを
おさえていきましょう!
・日当たりと風通しの良い場所で!
茄子は
元々暑い場所でうまれた野菜なので、
日光が大好きなんです。
しっかり日光に当たると、
実がキレイな紫色になりますよ。
・水は、茄子が欲しがったときにたっぷりと!
茄子は水が大好きです。
葉が少ししんなりしてきたら、
茄子が「水が欲しい」と言っているサインです。
朝か夕方に、プランターの底から
出るくらいたっぷりあげましょう。
プランターは狭いため、
水のやり過ぎで根腐れすることがあります。
絶対毎日水やりをしないといけないと
いうことはなくて、
葉がシャキッと元気なときは、
まだ水はやらなくて大丈夫ですよ。
・肥料は2週間ごとに忘れずに!
「茄子は肥料食い」と言われます。
それほど茄子には栄養が必要なんです。
植え付けから1ヶ月経ったら、
2週間ごとに肥料を与えましょう。
量は、肥料の容器や外袋に書かれている量を
参考にすればOKです。
・余分な葉を除く「3本仕立て」で、美味しい茄子に!
葉がたくさんありすぎると、
栄養が実にいかなくなったり、
風通しが悪くなったりします。
そのため、余分な葉を取り除いて、
「3本仕立て」にする必要があります。
苗を育ててしばらくすると、
1つ目の花が咲くときがきます。
そうしたら、一番太い茎に加えて、
そのすぐ下のわき芽と、
もう一つ下のわき芽だけを残して、
そこから下の葉はすべて
取り除いてしまいましょう。
・支柱でささえる
3本仕立てをしたくらいの時期に、
支柱を立てます。
中心に1本立てたら、
X字になるようにさらに2本立て、
重なったところで縛ります。
3本の支柱に、
それぞれ一番太い茎と2本のわき芽を結ぶことで、
苗がしっかりと支えられます。
・1つ目、2つ目の実は捨てる!
待望の実がなっても、
1つ目と2つ目は
小さいうちに摘み取ってしまいます。
もったいないように思いますが、
この時期はまだ苗が小さく、
実を育てるには未熟なため、
苗の負担が大きくなってしまいます。
3つ目くらいになると、
苗も十分成長して、
美味しい茄子を作ってくれます。
10cmくらいの大きさになれば、
収穫時期です!
・葉を濡らして、虫予防!
茄子にはさまざまな虫がついてしまいます。
その一つが、葉につくアブラムシです。
アブラムシは水が苦手なので、
水やりのときに土だけでなく
葉の表裏にも水をかけることで、
予防することができます。
・更新剪定で、秋茄子を楽しむ!
茄子は夏〜秋まで楽しめるのですが、
7月下旬くらいになると、
苗が疲れてきてしまいます。
そのままにしておくと、
秋まで実をつけることができなくなります。
そのため、この時期に
少し実のつきが悪くなってきたら、
思い切って全ての枝葉を
半分に切ってしまいます。
さらに、根っこに向かって
シャベルを2〜3箇所さして、
根も切り、肥料を与えます。
すると、1ヶ月後くらいに
また実をつけるようになり、
秋茄子を楽しめるようになりますよ。
まとめ
今回は、茄子をプランターで育てる方法を
ご紹介しました!
茄子は、4月下旬〜5月上旬に
苗を植え付けます。
野菜用の培養土を使えばOKですよ。
日当たりと風通しの良い所に置き、
葉がしんなりしたら
水をたっぷり与えます。
肥料は2週間に1回忘れずに与えます。
葉が混むと実の育ちに影響が出るので、
「3本仕立て」で整枝することが、
美味しい茄子を育てるための
大切なポイントです。
茄子は、特別難しいことはなく、
初心者でも育てやすい野菜の一つです!
ぜひチャレンジしてみてくださいね。