メールやLINE、SNSなどで
連絡を取り合うようになったこの頃。
はがきで手紙を書くことが
ほとんどなくなりましたが、
たまに書く必要があるときがありますよね。
はがきには、切手のいるものと
いらないものがありますが、
その違いをきちんと知っていますか?
はがきには、
・「通常はがき」
・「私製はがき」
の2種類があり、
前者の通常はがきには切手がいらず、
後者の私製はがきには切手がいります。
それぞれ一体どんなはがきなのか、
詳しく見ていきましょう!
はがきに切手がいらない場合といる場合の違い
手紙を書いて送るはがきですが、
正式には「郵便葉書」といいます。
日本郵便株式会社が定めた規格の用紙に、
文書とともに相手の住所や名前を書き、
郵便料金を表す料額印面か
切手を貼るもの…と規定されています。
要は、日本郵便が決めた大きさの紙に、
配達料金が支払われていれば
いいということです!
はがきの郵便料金の支払方法として、
もっとも一般的なのが「切手を貼る」方法です。
2021年7月現在で、
一通につき63円分の切手を貼ると、
全国どこへでもはがきを
配達してもらえます。
ですが、はがきには、
切手を貼らなくていいものもありますよね。
切手を貼るはがきと貼らないはがきの違いは、何なのでしょうか?
はがきには「通常はがき」と「私製はがき」の2種類があります。
通常はがきについての説明
通常はがきとは、切手部分に
「料額印面」という
印刷がほどこされたはがきのことです。
料額印面とは、はがきに直接印刷された
切手のようなマークのことで、
郵便料金を支払ったことを示す証票です。
年賀はがきにも印刷されている
あの切手みたいなものが、
まさにこの料額印面です。
通常はがきを買うときに、
郵便料金も同時に支払うことになるので、
切手を貼らなくても
そのままポストに投函することができます。
通常はがきは、
常時郵便局で販売されており、
他にはコンビニなどでも
購入することができます。
私製はがきについての説明
次に私製はがきとは、
料額印面のないはがき全般を指します。
文房具屋さんや雑貨屋さんなどに
売っている可愛らしいはがきなどには、
切手の部分に何も書かれていませんよね。
こういったはがきは、私製はがきです。
料額印面がないということは、
まだ郵便料金を支払っていないので、
切手を別に購入して
貼り付ける必要があるのです。
つまり、はがきに料額印面が
印刷されているかどうかで、
切手を貼るか貼らないかが違うんですね!
通常はがきと私製はがきの比較
通常はがきなら、
郵便料金を支払えばはがき本体も購入できるので、
私製はがきよりオトクですね。
一方の私製はがきは、
いろいろなデザインが販売されているので、
選ぶのが楽しいです。
さらに、切手も可愛いものがたくさんあるので、
相手の方に合わせた切手を
選ぶことだって出来ますね。
あなたがはがきを使う用途に合わせて、
通常はがきか私製はがきか、
どちらかを選んでもいいですよね!
たくさんあるはがきの種類を知ろう
はがきの切手のいるものと
いらないものの違いが分かりましたが、
他にもはがきには
さまざまな種類があるのを知っていますか?
知っておけば、オトクにはがきを買えたり、
TPOに合わせたはがきを選べるようになります。
はがきの種類をチェックしていきましょう!
はがきの種類① 通常はがき
料額印面がヤマユリの絵になっています。
手書きの手紙に向いています。
はがきの種類② 通常はがき(インクジェット紙)
料額印面が山桜の絵になっています。
パソコンで印刷する場合には、
こちらを選ぶとキレイに仕上がります。
はがきの種類③ 通常はがき(胡蝶蘭)
料額印面が胡蝶蘭の絵になっています。
喪中や寒中見舞い、欠礼はがきに
オススメされています。
必ず使わないといけないわけでは
ないそうですが、
マナーとして胡蝶蘭を選ぶほうがいいでしょう。
なお、胡蝶蘭の絵には
青と緑の2種類があるのですが、
青がインクジェット紙です。
はがきの種類④ お年玉付き郵便はがき
年賀状専用のはがきです。
くじが付いているので、
もらった側は嬉しいはがきですね。
年賀はがきには、普通の無地のもの、
インクジェット紙、絵はがき、
購入金額の一部が寄付になる絵はがきなど、
実は種類がたくさん。
年末になったら、
ぜひ郵便局に見に行ってみてください。
はがきの種類⑤ エコーはがき
宛名側の下部に
広告がついているはがきです。
広告料の分、購入時に5円安く買うことができます。
懸賞などにはがきを使う場合は、
エコーはがきを選べば
はがき代を節約できますね。
はがきの種類⑥ くぼみ入りはがき
宛名側から見て左下部分に、
半円状のくぼみがついているはがきです。
目の不自由な方に表裏が
分かるようにするための工夫です。
通常はがきと年賀はがきが対応しています。
はがきの種類⑦ 四面連刷はがき
はがきが縦横2枚ずつの
計4枚でつながったものです。
まとめて大量に印刷する方に
使われています。
はがきにも、
こんなにたくさん種類があるんですね!
ところで、雑貨屋さんなどに
売られているポストカードで、
ハートなどかわいい形をしたものが
ありますよね。
こういうものは、
はがきの料金63円で送ることはできません。
63円で送れるものは、
あくまで規定のサイズ内の長方形のものです。
変わった形のポストカードは、
定形外郵便物という扱いになり、
料金が120円〜かかります。
よく分からない場合は、
郵便窓口に行って料金を聞くことを
オススメしますよ。
まとめ
今回は、切手のいるはがきと
いらないはがきの違いについて
ご紹介しました!
はがきの切手部分に
「料額印面」という印刷が
されている通常はがきは、
すでに郵便料金が支払われているので、
切手を貼る必要はありません。
料額印面のない私製はがきには、
郵便料金分の切手を貼ります。
はがきには、喪中用のものや、
広告付きで少し安く買えるものなど、
色々な種類があります。
TPOや用途に合わせて使い分けると便利ですよ!