しばらく布団を敷きっぱなしにしていて、
めくってみるとカビが生えてる！？
こんなとき、布団の代表的な殺菌方法といえば、
外に干して太陽に当てる「天日干し」ですが、
カビにも有効なのでしょうか？
実は、カビは紫外線や高温に
一定の時間当たると死滅するので、
天日干しをすれば
カビを退治することは可能なんです！
ただ、それでは不十分な場合もあるので、
合わせてやるべき殺菌方法もありますよ。
その方法について詳しくみていきましょう。
布団のカビは天日干しで取れる？効果は？
布団にカビが生えているのを見つけたとき、
「まさか布団にカビが生えるなんて！？」と
びっくりしたのではないでしょうか。
カビといえば、
水回りなんかに生えるイメージですよね。
たしかに、カビが増えるのは「湿気」と
「汚れなどの栄養」があるところです。
実は、布団にも、
これらのカビの大好物がたっぷりなんですよ！
ヒトは、一晩眠っている間に
コップ1杯分の汗をかいていると
言われています。
さらに、皮脂などもついています。
そのため、定期的に布団を乾燥させたり
洗濯したりしていなかったら、
布団にカビが生えてしまうのは、
意外にも不思議なことではないんです。
では、実際に、自分が寝ている布団に
カビが生えてしまったら、
どうしたらいいのでしょうか？
布団のケアでよく行われているものと
いえば「天日干し」です。
布団を外に干して太陽に当てることで、
布団を乾燥させたり、
ダニや微生物を退治したりすることが
できます。
そして、布団のカビも、
同じように天日干しで
殺菌することができるんです。
カビは50〜60℃に10分以上さらされると、
ほとんどが死滅します。
さらに、太陽光に含まれる
紫外線によっても、カビは死滅します。
つまり、よく太陽の光が当たる、
晴れた日の11〜15時くらいの
一番太陽光が強い時間帯に、
布団を天日干しすればOKです。
同時に、カビがこれ以上増えないように
するためには、布団をしっかり
乾燥させることも必要です。
夏なら片面1時間、冬なら片面2時間で、
裏表をひっくり返せば十分ですよ！
布団にカビが生えたときの正しい取り方
布団に生えたカビは、
天日干しで殺菌できることが
わかりましたね。
ただ、天日干しだけでは、
カビによってついた汚れや
黒いシミが十分にとれなかったり、
カビ菌がまだ残っていたりする
可能性があります。
そこで、出来るだけ事前に
カビを取り除いてから天日干しをする、
二段構えの方法をオススメします！
カビを取り除いてから天日干しをする方法
では、早速その方法を確認していきましょう。
〇必要なもの
・重曹スプレー
(市販のものか、重曹:水＝10:1で薄めたもの)
・濡らしたティッシュかキッチンペーパー
・消毒用のエタノール
・タオル2〜3枚い
〇手順
①布団の下にタオルを敷き、
布団のカビ全体に、
重曹スプレーをかける。
②5分ほど置いたら、
濡らしたティッシュか
キッチンペーパーで
カビをつまみとる。
③さらに、消毒用エタノールを
よくかけて、5分ほど置く。
④濡らしてよく絞ったタオルで、
布団の下に敷いたタオルに
カビやエタノールをうつす
イメージで、叩き拭きする。
⑤布団を天日干しにする。
布団をしっかり乾燥させ、
カビを殺菌するために、
夏なら1〜2時間・冬なら4〜5時間ごとに、
裏にひっくり返す。
この方法では、
重曹と消毒用エタノールを使います。
重曹には、カビの増殖を抑える効果があり、
消毒用エタノールには、
カビを殺菌する効果があります。
さらに、天日干しをすることで、
カビの殺菌と予防を行うというわけです。
「天日干しの代わりに
布団乾燥機でもいいの？」
と考える方もいるかもしれませんね。
天気の悪い日にも使える布団乾燥機です。
確かに、重曹や消毒用エタノールで
濡れた布団を乾かしたり、
寝汗を乾かしたりするのには、
天日干しよりも手っ取り早くて
便利かもしれません。
ただ、天日干しのような
紫外線による殺菌作用はありません。
カビ取り後の乾燥には、
出来るだけ天日干しをしたほうがいいでしょう。
まとめ
今回は、
「布団にカビが生えたら、
天日干しでも殺菌ができるの？」
という疑問にお答えしました！
太陽の光に当てると、
カビが紫外線と高温にさらされ、
殺菌効果が期待できるとされています。
太陽の光が最も強い11〜15時頃に、
夏なら片面1時間、
冬なら片面2時間当てて裏返せば、
布団の乾燥も可能になるので、
布団のカビ予防にもなりますよ。
また、天日干しの前に、
重曹スプレーと消毒用のエタノールを使って
出来るだけカビを取り除いておけば、
よりしっかりとカビの除去が出来るので
オススメですよ！
