子どもが大好きなみかんの缶詰!
安いし、パカっと開けて出すだけなので、
パパママにとっても嬉しい食べ物ですよね。
でも、「みかんの缶詰は人体に危険」と
言われているんです。
その理由の一つが、
薄皮の処理に塩酸を使っていることです。
でも、大丈夫です。
食べるときにはちゃんと
完全に除去されていますよ。
とはいえ、かなり気になる話題だと思うので、
詳しく解説したいと思いますね。
みかんの缶詰は人体に危険って本当?
みかんの缶詰といえば、
外皮だけでなく内皮も剥かれていて、
シロップ付けにされたものですよね。
皮を剥く手間が省けるし、
とっても甘いので、
子どもにも大人気の缶詰です。
忙しいパパママにとっても、
ありがたい存在ですよね。
それに、キレイなオレンジ色で、
家でケーキやパフェなどを作るときの
彩りにもぴったり。
みかんの缶詰は、
長年多くの日本人に愛されてきました。
ただ、
「みかんの缶詰は人体に危険な食べ物」
という話も聞くようになりました。
なぜそのように言われているのでしょうか?
それにはさまざまな理由があります。
みかんの缶詰が危険と言われる理由① あますぎること
一つは、「甘すぎること」です。
みかんもシロップも長持ちさせるために
甘く味付けされているので、
普通のみかんに比べて、
余分な砂糖を多く摂取することになります。
みかんの缶詰が危険と言われる理由② 食品添加物がはいっていること
そして、
「食品添加物が含まれていること」
です。
みかんの缶詰は、甘くて美味しく、
腐らずに長持ちさせるために、
いろいろな食品添加物が使われています。
ブドウ糖果糖液糖や安定剤、
香料などが代表的です。
確かに、砂糖や食品添加物は、
普通のみかんを食べるときには
摂取することのないものです。
いずれも人体に悪い影響があるほどの量は
含まれていませんが、
どちらかといえば食べる必要のないものです。
気になる人にとっては出来るだけ
避けたいものなので、
「人体に必要のないもの」が強い言い方になって
「人体に危険」となっているのかもしれません。
みかんの缶詰が危険と言われる理由③ 塩酸が使われていること
そして、この他にもみかんの缶詰が
危険だと言われる最も大きな理由があります。
それが、「塩酸が使われている」と
いうことなんです!
塩酸といえば、理科の実験でも
触ってはいけないと言われるほど
刺激の強い物質です。
それが食べ物に使われているというのは、
ちょっと心配ですね。
この塩酸については、
引き続き解説していきましょう。
みかんの缶詰に塩酸を使用することの安全性は?
みかんの缶詰に、
危険なイメージのある塩酸が使われているというのは、
ちょっと衝撃的な事実ですよね。
塩酸が使われているみかんの缶詰は、
食べても大丈夫なんでしょうか?
結論から言うと、「大丈夫!」ですよ。
今まで食べてきた人も、
人体に害はありませんので、
安心してくださいね。
塩酸は何のために使われているのかというと、
内皮を溶かすためです。
外皮をむいてばらばらにしたみかんを
塩酸につけることで、内皮がキレイに溶けて
ツヤツヤのみかんが出来上がるんです。
塩酸は濃度の極めて薄いものを使用しています。
そして、内皮を溶かす際に、
中和のために水酸化ナトリウムを一緒に使用して、
何度も水で洗い流します。
多くのみかんの缶詰の製品では、
最後にpH検査が行われて、
みかんに塩酸が残っていないかがチェックされます。
この時点で、塩酸は完全に除去された状態に
なっています。
そのため、塩酸を使ってはいるものの、
みかんの缶詰は安全と言えるんです。
「それでもやっぱり気になる…」と思う人は、
塩酸を使っていないみかんの缶詰もあります。
ただし、塩酸で溶かしたようには
内皮はキレイにはむけておらず、
少し残ってしまっていますので、
そこはご理解くださいね。
まとめ
今回は、みかんの缶詰に
塩酸が使われていることによる
安全性について解説しました!
みかんの缶詰は、
砂糖や食品添加物が含まれていることに加えて、
内皮を溶かしてキレイにするために
塩酸が使われています。
塩酸は極めて濃度が薄く、
さらに内皮を溶かした後は
中和されて完全に除去されるので、
安全性には問題ありませんので、
安心してくださいね。
どうしても心配という方は、
塩酸を使用していないみかんの缶詰も
ありますので、そちらを選んでくださいね。