夏に美味しい野菜の一つが、
ゴーヤですね！
それなら、夏野菜カレーにゴーヤを入れても
美味しいのでしょうか？
もしかして、カレーに苦味がうつっちゃう！？
実は正しく調理すれば、
ゴーヤカレーは、とっても美味しいんですよ！
今回は、ゴーヤカレーがまずくなってしまう理由と、
美味しい作り方をご紹介したいと思います。
ゴーヤカレーがまずくなるのはなぜ？
ゴーヤって、あの苦みと
シャキシャキ感が美味しいですよね。
だけど、料理のレパートリーがあんまりなくて、
残ってしまうことも多くないですか？
私は、ゴーヤチャンプルーと
ゴーヤの佃煮くらいしか作ったことがなくて、
よく半分残っちゃうんですよね。
カレーに入れられるならゴーヤを使い切れるし、
あのちょっと苦いのがカレーと合いそう！
…それなのに、ゴーヤ入りのカレーを作ると、
めちゃくちゃ苦くなることがあるとのこと。
「これではまずくて食べられない！」
と思うほどのようです。
「ゴーヤカレーは美味しいって
聞いたことがあるのに、なんで！？」
その理由は、ゴーヤの苦味が
カレーにうつってしまったからです。
ゴーヤが苦い理由
ゴーヤが苦いのは、「モモルデシン」という
苦み成分が含まれているからです。
このモモルデシンは水溶性です。
そのため、煮込んでいるうちに
カレーの煮汁に溶け出してしまいます。
これが、ゴーヤカレーが
まずくなってしまう原因です。
ゴーヤの苦み成分が溶け出したカレー…
考えただけで苦〜いですね。
「じゃあ、ゴーヤを入れたカレーを食べるのは
諦めたほうがいいの？」
いえいえ、ちゃんと方法はあります。
煮込む前に、
ゴーヤから苦味を取り除いてあげればいいんです！
苦くない！美味しいゴーヤカレーの作り方
では、ゴーヤからどうやって苦味を
取り除けばいいのでしょうか？
よく知られているのが、
「塩もみ」する方法です。
薄く切ったゴーヤ1本に対して
塩小さじ1/2を加えて、
馴染ませて10分置く。
たったこれだけです！
塩を加えることでゴーヤの中の水分が
外に出てくるのですが、
その時に一緒にモモルデシンも溶け出して
きてくれるので、
ゴーヤの中の苦味がマイルドになるんですね。
薄く切るほど苦味は抜けやすいですが、
食べるときに食感があまりなくなってしまって、
せっかく入れたゴーヤがわからなくなってしまいます。
なので、薄さは5mm程度までがオススメです。
ちなみに、ゴーヤのわたも苦味があって
取り除くイメージですが、
実はわたにはあまり苦みはありません。
それどころか、なんと実よりも栄養が豊富なんです！
取り除かずに一緒に
カレーに入れてしまうのもいいですよ。
他には、塩と一緒に砂糖を加えることも、
苦みを抑えるコツなんです。
また、熱湯をかけたり下茹でしたりすることも、
水溶性のモモルデシンが溶け出てくれるので、
有効です。
では、苦味を取り除いたゴーヤを入れて、
カレーを作っていきましょう！
苦くない♫美味しいゴーヤカレーのレシピ
●(材料)4人分
・ゴーヤ…1本
・お好みのお肉(オススメは豚肉)…200g
・玉ねぎ…中1個
・なす…1本
・にんじん…1本
・ピーマン…2個
・トマト…1個
・カレールー…1/2箱
・水…850ml
・油…適量
●作り方
①ゴーヤは薄く切り、塩もみをして10分置く。
水分が出たら、捨てておく。
②お肉、他の野菜をそれぞれ一口大に切り、
油をひいたフライパンで炒める。
③お鍋に②を入れ、水を加えて、
強めの中火にかける。
アクが出てきたら取り除き、
蓋をして弱目の中火で15分煮込む。
④野菜が柔らかくなっていることを確認したら、
一旦火を止め、カレールーを溶かす。
⑤弱火にかけて、10分コトコト煮込んで、
とろみが出てきたら完成！
ゴーヤの下ごしらえをする以外は、
普段のカレーを作るのと変わりありませんね。
とっても簡単なゴーヤカレー、
ぜひ挑戦してみてくださいね！
まとめ
今回は、ゴーヤをカレーに入れると
まずくなるかどうかについて
解説しました！
ゴーヤといえばあの苦みですが、
その原因物質のモモルデシンが
カレーの中に溶け出してしまうために、
ゴーヤカレーは苦くてまずくなってしまいます。
そのため、下ごしらえとして
ゴーヤの苦味取りはとても重要です。
塩で揉むとゴーヤから水気と一緒に
モモルデシンが流れ出るので、
苦みを抑えられることができます。
この一手間を加えてからゴーヤカレーを作ると、
とっても美味しくなりますよ！
ぜひやってみてくださいね。
