もう使わなくなった香水や
もらったけどいらない香水って、
どうやって捨てたらいいか
意外と知らないですよね。
水みたいに洗面台に流す?
それだとニオイがきついから、
トイレに流す?
実は、どちらの捨て方もNGです!
香水にはアルコール成分が含まれているので、
正しく捨てないと危険です。
今回は、そんな香水の正しい捨て方や、
使わなくなったときの他の使い道も解説します。
香水をトイレや洗面台に流してはいけない理由は?
好きな香りの香水を身体につけていると、
ふとしたときにふんわりと香って、
気分を楽しませてくれます。
大人になると、
体臭予防のエチケットとして
身につける人も増えますね。
ただ香水って、
使い切る前に飽きてしまったり、
古くなってしまったりすることが
多いんですよね。
せっかくプレゼントとしていただいたけど、
好みの香りじゃない、なんてこともあります。
そんなとき、その香水は処分することになりますが、
「洗面台やお風呂に流してしまおう」
とか、
「洗面台やお風呂に流すと
香水のニオイが広がってしまいそうだから、
トイレに流したほうがいい」
と考える人が多いのではないでしょうか。
でもちょっと待って!
その捨て方は間違っているんです!
水分なんだから、
もちろんそのままゴミ箱に捨てては
いけませんよね。
それなら、
洗面台などに流してしまえば
よさそうなものですが、
どうして間違っているのでしょうか?
それは、
「香水にアルコール分や
油分が含まれているから」
です。
特に、アルコールをそのまま流してしまうと、
排水管を傷めてしまう可能性があります。
また、油分による
水質汚染のリスクも考えられます。
さらに、排水管は曲がりくねっていることから、
流した香水が溜まって、
室内に香りが充満してしまうこともあります。
そうすると、気分が悪くなったり、
香害になったりするかもしれないのです。
洗面台やトイレに香水を流して捨てるのは、
確かに簡単な方法ではありますが、
絶対に避けるべきですよ。
いらない香水の正しい捨て方&使い道
では、いらなくなった香水は、
どうやって捨てればいいのかというと、
そんなに難しくはありません。
「不要な新聞紙やいらない布に染み込ませて、
燃えるゴミで捨てる」
これだけでOKです!
揚げ物の油などを捨てるときにも、
ビニール袋や牛乳パックに新聞紙や
ぼろ布を詰めて、
その中に油を染み込ませる方法があります。
それと同じ要領ですね。
ただし、香水に含まれるアルコール分は、
空気中に揮発しますので、
屋外で行うことをおすすめします。
また、香水のビンは蓋が開けにくいものが多く、
特に金属のスプレーがついているものは、
ペンチなどを使わないといけないことがあるので、
ケガに気をつけましょう。
分解したら、お住まいの地域の分別方法に従って、
ゴミとして出してくださいね。
さて、香水の捨て方はわかりましたが、
気に入っていた香水なら
捨ててしまうのはなんだかもったいないですよね。
そんなときは、
身につける以外の方法で再利用してみては
いかがでしょうか?
香水を無水エタノールで希釈して、
リードを挿せば、
簡単にルームフレグランスにすることができます。
香水ビンをそのままルームフレグランスにする方法も
紹介されていますが、
それでは少し香りがきつすぎるので、
無水エタノールで薄めるほうがオススメです。
香水をそのまま数滴浴槽に垂らせば、
バスアロマにもなります。
温かい浴室では香りが広がりやすく、
リラックスできる
素敵なバスタイムになりますよ。
香りがきつくなりすぎないように、
少しずつ垂らすのがポイントです。
「洋服やベッドに
香水の香りがつくと良さそう!」
と、ファブリーズなどのように
香水をスプレーしようとする人もいますが、
それは避けましょう。
香水に含まれる油分などによって、
シミになることがあります。
洋服やベッドに香りをつけたいなら、
コットンなどに香水を染み込ませて、
小さな袋に入れたサシェを作って、
クローゼットや枕元に
忍ばせておく方法がいいですよ。
「もらった香水が好みじゃなくて、
新品またはほとんど使ってない」
という場合には、
フリマアプリなどで買ってもらうもいい方法です。
人気の香水なら、
あっという間に売れちゃいますよ。
まとめ
今回は、使わなくなった香水の処分方法について
解説しました!
洗面台やトイレに流したくなりますが、
香水に含まれるアルコール分や油分になって
排水管を傷めたり、
水質汚染につながったりする恐れがあります。
いらない香水は、
新聞紙やいらない布に染み込ませて、
燃えるゴミとして出せばOKです。
ビンは分解して、分別してゴミに出しましょう。
好きな香りなら、ルームフレグランスやサシェ、
バスオイルなどに再利用することもできますよ。