幼稚園に入園したばかりの子供が、登園を嫌がる場合があります。
毎日楽しそうに行っていたかと思えば、急に行きたがらなくなることも。
そうなるとお母さんは困ってしまいますよね。
今回は、そんな時の対処法をお話したいと思います。
どうして幼稚園に行きたくないのかな?子供が安心する対処法
幼稚園に行きたくない理由は、いろいろ考えられます。
行きたくない理由を自分から話してくれればいいのですが、
たいていは「嫌!行かない!」としか話してくれないことが多いです。
ダダをこねられている間にも、登園時間は迫ってきます。
お母さんがお仕事をしている場合などは、
焦りから感情的になってしまうこともあるでしょう。
私も行きたくないとグズられて、
「時間がないんだから急いでよ!」と、しょっちゅう怒っていました。
でも、これって逆効果なんですよね。
そんな理由で、子供が「うん、わかった!」と言って
動いてくれるはずもありません。
まずは、ちゃんと子供の意見に共感することが大事です。
幼稚園に行きたくないと言う子供に、
「行かなくてもいいよ」と同意するのが共感ではありません。
子供の言い分を飲むかどうかは別として、
嫌だと思っていることに対して共感してあげるのです。
「そっか、幼稚園に行くのが嫌なのか。そうだよね。嫌だもんね。」
「ママにどうして嫌なのか教えてくれる?」
「…そっか、どうしても嫌なんだね。そうだよねぇ。」
と、こんな感じです。
怒っても無意味だと気付いてからは、
とにかくわが子の気持ちに寄り添うように心掛けました。
何を言っても嫌の一点張りの日ももちろんあります。
でも、大切なのはお母さんの感情のコントロールです。
子供は敏感に母親の気持ちを読み取ります。
ちょっとした表情の変化でも、
「ママ、怒ってない?」と聞いてくることがありました。
共感する言葉を投げかけることは、子供を安心させられるだけでなく、
自分の気持ちを落ち着かせることもできるのでおすすめですよ!
これで「幼稚園行きたくない」から卒業!子供の興味が湧く言葉がけ
先程も声のかけ方について少し触れましたが、
子供の心を動かすには、
お母さんがどんな態度で、どんな言葉がけをしてあげるかが大事です。
そう感じさせてくれたのは、この一冊の絵本でした。
山下明夫さんの「ねずみのでんしゃ」です。
小さい頃に読んだ記憶のある方もいるのではないでしょうか?
この絵本に登場するねずみの7つ子も、
幼稚園に行きたくないとダダをこねてお母さんを困らせます。
でも、お母さんは子供が行きたくなるような作戦を考えて、
幼稚園に連れて行くことに成功するのです。
このお母さんは、
子供たちが幼稚園へ行く準備をせず遊んでいても一切怒ることもなく、
笑顔で声かけをしていました。
そして前日の夜、幼稚園までの道のりに毛糸で線路を作っておき、
「でんしゃ、しゅっぱーつ!」と言って子供を連れ出すのです。
絵本ではありますが、なるほどなぁと思わされました。
これをヒントに、
わが子が行きたくなるような会話をするように心掛けました。
例えば、幼稚園までの道のりには、
玄関先にわんちゃんの置き物が置いてあるお家があります。
うちの娘はそのわんちゃんを見て、
「わんちゃん、バイバ〜イ」といつも手を振っていました。
なので、敢えてその道を登園ルートとして使い、
毎日の楽しみにしたのです。
だから、グズったときは、
「ねぇねぇ!今日もわんちゃんいるかな?ママ、会いに行きたいなー」
なんて感じで誘います。
どんなに子供がグズっていても、楽しそうに話しかけます。
楽しそうな姿を見ると子供は気になるようで、
泣いていてもピタッと止まることがありました。
子供の興味のあるもの、よく耳にする友達や先生の名前など、
そういったことを覚えておいて、楽しくなるような言葉がけをします。
グズる前の予防策としても使えるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、幼稚園に行きたがらない子供への接し方についてお話しました。
毎日機嫌良く幼稚園に行ってくれるようになると、
お母さんもだいぶ楽になりますよね。
時には、人間関係や体調不良などで嫌がることもあります。
日頃から子供をよく観察して、
ちょっとした変化にも気付いてあげられるようにしましょう。
どうしても行きたがらない場合は、
先生や周りの人に相談してくださいね。