お米のつぶつぶと
たっぷりのあんこやきな粉が美味しいおはぎ。
「お彼岸にたくさんいただいたけど、
食べきれない!」
「でも、冷蔵庫に入れると固くなりそう…」
って困ったことはありませんか?
実は、おはぎは冷蔵・冷凍保存が可能なんです!
さらに、正しい手順を踏めば、
柔らかいままのおはぎを食べることができますよ。
保存期間も含めて、詳しくご紹介したいと思います。
おはぎが固くならない保存方法
おはぎは、和菓子屋さんやスーパーで
比較的一年中買えるものですが、
一番食べる機会が多いのは、
やっぱりお彼岸(おひがん)ですよね。
お彼岸にご先祖様におはぎを
お供えするようになったのは、
魔除けの意味がある赤い小豆を使うことや、
もち米とうるち米を合わせたおはぎが
「ご先祖様と心を合わせる」ことなど、
諸説あります。
昔からの日本の伝統なので、
「おばあちゃんの家でたくさん作る」
という家や、
「毎年決まった和菓子屋さんでたくさん注文する」
という家もあるかと思いますが、
おはぎってどうしても残ってしまいませんか?
美味しいからたくさん食べたいけど、
ひとつ食べただけでお腹いっぱいになっちゃって、
結局食べきれない…。
「冷蔵庫に入れておいたら、固くなっちゃった!」
なんてこと、よくありますよね。
大丈夫です!
おはぎが固くならない保存方法がありますよ。
保存方法① 常温で保存する
まず①「常温保存すること」です。
おはぎに使われるもち米やうるち米は、
温度が下がると固くなる性質があります。
そのため、冷蔵庫ではなく常温に置いておけば、
固くなることはありません。
痛まないようにジップロックなどの密閉容器に入れて、
できるだけ涼しいところに置いておきましょう。
保存期間は当日です。
保存方法② 冷蔵庫で保存する
とはいえ、夏などの暑いときは、
難しいですよね。
そんなときにおすすめの保存方法は、
「②ラップをして、冷蔵庫に入れること」
です。
冷蔵庫におはぎをそのまま入れると、
確かに固くなってしまいます。
そこで、ラップでしっかりと乾燥予防をします。
さらにジップロックやジップバッグに入れると
ばっちりです。
そして、冷蔵庫の中でも
温度が比較的高めの野菜室や
チルド室に入れるようにします。
食べるときは、少しレンジで温めると、
柔らかく復活してくれますよ!
それでも、保存期間は1〜2日です。
出来るだけ早く食べましょう。
保存方法③ 冷凍保存する
どうしても食べきれないような時の
保存方法は「③冷凍保存」です。
ラップでしっかり包めば、
おはぎも冷凍保存が可能なんです!
解凍は自然解凍がベストです。
レンジだとあんこだけ解凍されて、
中身がまだ凍っていて、
うまくいかないことが多いんです。
保存期間は1ヶ月程度です。
正直なところを言うと、
冷蔵よりは冷凍のほうが、
もち米の水分が多く残るので、
美味しく保存できます。
翌日以降に食べたいときは、
冷凍がオススメですよ。
おはぎが固くならない作り方ってある?
おはぎが固くならないようにするには、
保存方法だけでなく、作り方も重要です!
実は、おはぎが固くならないコツがありますよ。
①砂糖を加える
なんと、もち米を炊くときに
砂糖を加えるのです!
これは砂糖に保水作用があることを利用したもの。
砂糖が水分をとどめてくれるので、
乾燥して固くなりにくいというわけですね。
あんこやきな粉もかけるのに、
甘くなりすぎない…?
と心配になるかもしれませんが、
大丈夫ですよ。
もち米3合に対して砂糖を大さじ1が目安です。
②うるち米ともち米を混ぜる
おはぎの作り方には、
お米ともち米を混ぜる家庭と、
もち米だけで作る家庭とがあります。
もち米だけで作ると、
おもちのようにしっとりやわらか〜な
おはぎが出来上がります。
が、つきたてのおもちが
置いておくとどんどん固くなっていくように、
もち米だけのおはぎも固くなりやすいのが特徴です。
作りたてだけでなく、
保存した後も柔らかいおはぎにしたいなら、
うるち米を混ぜるほうがベターです。
割合の目安は、もち米2合:うるち米1合です。
家庭によって割合もさまざまですが、
固くならないようにしたいなら
一度この割合で作ってみてくださいね。
③雑菌に注意
もう一つ、おはぎを作るときに
注意してほしいのが「雑菌」です。
素手でおはぎを作ると、
手についた雑菌がおはぎについてしまいます。
特に常温保存する場合は、
雑菌があっという間に増えてしまうので、
痛みやすくなります。
おはぎを作るときは、
出来るだけ手袋をつけるようにしましょう。
おにぎりを作るときのように、
ラップを使うのもいいですね。
まとめ
今回は、おはぎが固くならないように
保存する方法についてご紹介しました!
おはぎは常温保存がオススメですが、
当日中に食べないといけませんし痛みが心配です。
冷蔵庫での保存はそのままだと固くなるので、
ラップやジップロックで密封して
乾燥を防げば、1〜2日もちます。
冷凍保存も可能で、1ヶ月保存できますよ。
食べるときは自然解凍してくださいね。