とうもろこしを茹でるときに
捨ててしまうひげの部分。
実はお茶にすることができ、
中国や欧米では
漢方薬や民間茶として
古くから使われているのです。
循環機能、腎機能の改善にも
効果が期待できる、
とうもろこしのひげ茶について
ご紹介していきます!
とうもろこしのひげ茶は腎臓病に効果的!
腎臓の働きが悪くなると
塩分(ナトリウム)や尿の排出が
うまくできなくなり、
血液の量が増えるため、
血圧も上がってしまいます。
ここで、
カリウムが豊富に含まれている
とうもろこしのひげ茶が効果的なのです!
今回は、効果のある3つの成分をお伝えします。
効果のある成分① カリウム
まず「カリウム」は、
体内の余分な水分や
老廃物を排出する利尿作用があり、
腎臓の機能をサポートする成分と言えます。
人によっては
その日から尿量が増えるのを実感するほど、
効果が期待できるのです。
そして、むくみの解消にもなります。
効果のある成分② 不飽和脂肪酸
続いて「不飽和脂肪酸」は、
動脈硬化や血栓を防ぎ、
腎臓結石の予防に繋がります。
また、血圧を下げたり、
LDLコレステロールを減らす作用も持っており、
前立腺肥大症にも効果的です。
効果のある成分③ 食物繊維
最後に「食物繊維」は、
とうもろこしのひげ茶には
水溶性食物繊維が多く含まれており、
胃腸内をゆっくり移動する性質があるので、
お腹がすきにくく食べすぎを防ぎます。
糖質の吸収もゆるやかになるので、
食後血糖値の急激な上昇を
抑えてくれます。
またコレステロールを吸着し、
体外に排出します。
他にも様々な効果が期待できる
とうもろこしのひげ茶ですが、
循環機能、腎機能をサポートし、
生活習慣病の予防に大いに役立つことが
わかりますね。
とうもろこしの実の部分で作られるコーン茶も、
効果は大きく変わりません。
しかし、昔から漢方として
使われているひげ茶の方が、
利尿作用の効果は高いと言われています。
とうもろこしのひげ茶の作り方
効き目の高さが評判の
とうもろこしのひげ茶、
試してみたくなってきましたね。
続いて、作り方をご紹介していきます。
とうもろこしのひげの乾燥方法
1.とうもろこしのひげは
茶色い部分を取り除き、
ネットやザルの上で
3~4日天日干しにする。(手でポキポキ折れるぐらい。)
2.キッチンばさみで適当な大きさに切り、
鍋で焦げ付かない程度の弱めの火で、
少し茶色くなるぐらいまで乾煎りする。
3.すぐに使わない場合は、
湿気ないように瓶などで保存する。
淹れ方
1.ひげ茶5gに水500mlを加えて火にかけます。
2.沸騰したら、5分ほど煮出します。
3.茶こしで漉しながら、カップに注いだら完成です。
煎った穀物の香ばしい風味が漂ってきます。
お湯を注ぐことでも飲むことができますが、
煮出すことで味も栄養成分も
濃く出やすくなります。
分量や煮出す時間なども、
好みに合わせて調整していくと
いいでしょう。
利尿作用や便通が良くなることからも、
飲むタイミングも
生活リズムに合わせていくのをおすすめします。
ノンカフェインなので、
小さなお子さまからお年寄りの方、
妊婦の方も安心して飲むことができます。
家族みんなのリラックスタイムに
取り入れることができるのも、
とうもろこしひげ茶のいいところですね。
まとめ
とうもろこしのひげは古くから、
腎機能のサポートをしてくれる食材として
使われてきました。
知らずにこれまで捨てていたとうもろこしのひげも、
ぜひ活用していきたいですね。
韓国食品販売店やネット通販などでも
手軽に購入できるので、ぜひ試してみてください。