徹夜とオールは、
どちらも夜通し過ごすという意味は同じですが、
実はオールは使える場面が限られているのです。
それぞれの言葉をどういう時に使うのか
具体例とともにご紹介します。
また、夜通し起きたその翌朝も、
仕事や学校に行かなければならない状況は
よくありますよね。
そんなときに、
翌日への身体の疲れを少しでも
溜めないようにするためのカギになるのは「睡眠」。
その効果と睡眠の取り方を説明していきます。
徹夜とオールの違いは？
それぞれの言葉の意味を確認していきましょう。
徹夜の意味
まず「徹夜」は、
夜を徹して何かをする、
夜通し寝ないことをいいます。
仕事や勉強、娯楽など広く使われます。
朝まで全く寝ない完全な徹夜を、
完徹と表現することもあります。
徹夜を使う具体例を挙げます。
・今日は徹夜で勉強をする
・昨日は徹夜で看病した
・徹夜で作業しなければならない
・意味もなく徹夜してしまった
様々な場面に使えますが、
どちらかというと頑張るときに使っている、
真面目な印象を受けます。
オールの意味
続いて「オール」について見ていきます。
比較的若い人が使うことが多く
「オールする」と表現します。
これは英語の「all night」を省略したオールに
動詞「する」をつけた言葉です。
all nightには夜通し、
一晩中という意味があります。
夜通しで遊んだり飲んだりするという、
娯楽を対象に使われます。
オールする場所や遊びは、
・居酒屋、ファミレス
・ボーリング、カラオケ、漫画喫茶、麻雀、クラブ
・公園・家でお酒を飲む
・テレビゲーム、ボードゲーム
・映画鑑賞などが考えられます。
徹夜とオールは、
どちらも夜通し過ごすことは同じですが、
使われる場面が少し異なることが
イメージできたでしょうか。
オールは趣味や遊びで夜通し過ごす場合に
限られるのに対し、徹夜は趣味や勉強、
仕事など幅広い場面で
寝ずに夜を過ごすこと対して使われていたのです。
翌朝に疲れを残さない方法は？
徹夜の翌日は、
アルコールを飲んだときと同じくらいに
脳の働きが鈍ると言われています。
集中力の低下で
ミスや怪我が起きてしまうのは避けたいところ。
そんなあなたにおすすめなのが
「仮眠をとること」です。
仮眠の効果的な取り方について
3つのポイントをお伝えします。
仮眠のポイント① 仮眠は20分におさえる
30分以上眠ると、
深い睡眠に入ってしまうため目覚めにくく、
起きても眠気や疲労感が残ってしまいます。
また若い人ほど、
入眠してから深い睡眠になるまでの時間が
早いと言われているため、
20分という時間をしっかり意識した方が良さそうです。
また、人の身体には
2つの眠気のピークがあると言われています。
それが2～4時と14～16時なのです。
多くの人が心当たりがあるのではないでしょうか。
集中力が落ちがちで眠たくなる
この時間帯に仮眠をとるのが効果的でしょう。
仮眠のポイント② 仮眠するときはベッドに横にならない
ベッドに横になると、
身体がしっかり眠っていいんだと判断するので
起きるのが難しくなります。
机に伏したり、
椅子にもたれかかって休息しましょう。
ネックピローなどを使って
頭を固定するとよりスッキリと目覚めます。
仮眠のポイント③ 眠気覚ましをやってみる
20分の睡眠が深い睡眠に入る前だとは言っても、
やはり寝起き直後は眠たいものです。
そんなときは、身体に刺激を与えて
覚醒を促すことをおすすめします。
・ストレッチをする
・立ったり歩いたりする
・耳を引っ張る
・歯磨きをする
・飲み物を飲む など
徹夜中にはこの3つのポイントを踏まえて
仮眠してみましょう。
眠気に耐えながらずるずると過ごすよりも、
20分の仮眠で、その後の効率が上がり
目標達成に近づきます！
そして徹夜をして朝を迎えてからも、
その日は体内時計を崩さないように
過ごすことが大切です。
・いつもの起床時間ぐらいに日光を浴びる
・朝食をとる
・午前中は単純作業にする
・徹夜明けの昼間にも20分ほどの昼寝をする
・夜はいつも通りの時間から睡眠をとる
翌日はついつい「夜起きた分、昼間はぐっすり寝よう」と
しばらく寝てしまいたい気持ちになりますが、
体内時計を意識して生活リズムを大きく崩さないことが、
その後のスムーズな疲労回復につながるのです。
まとめ
徹夜は幅広いことに使える言葉、
オールは友だちと楽しく夜を過ごしたいときに
使ってみてください。
そして徹夜だから仕方ないと思わず、
その後の疲労回復・作業効率アップのためにも、
ぜひ20分の仮眠を試してみるのをおすすめします！
