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般若心経の「ぎゃーてーぎゃーてー」には意味があった!よく分かる解説




お葬式や法事などでお坊さんが
般若心経を読んでいるのを聞いていたら、

「ぎゃーてー、ぎゃーてー」

って言ってる!?

 

ちょっとびっくりしますよね。

 

でも実は、この言葉って、
とっても大切な意味のある言葉なんですよ。

 

今回は、この「ぎゃーてー、ぎゃーてー」について、
般若心経そのものが何なのか、
どんな意味があるのかもあわせて、
解説したいと思います!

般若心経ってなに? どういう意味があるの?

そもそも、般若心経って何なのか、
どんな意味があるのか、ご存知ですか?

 

般若心経というものがあるのは知ってるけど、
何かはよく分からない、

 

そんな人がほとんどではないでしょうか?

 

般若心経とは、お経の一種なんです。

 

お経とは「経典」とも言って、
お釈迦様(シッダールタ)の説かれた教えを
まとめたものです。

 

 

お釈迦様(シッタールダ)の
弟子にあたる人たちが作ったもので、
とても多くの種類があります。

 

般若心経もそのうちの一つです。

 

日本人にとっては、
最も馴染み深いお経だと言われています。

 

読経をすることで
お釈迦様(シッタールダ)の教えを学び、
より良い人生を進むことが出来るとされています。

般若心経の正式名称

般若心経は大乗仏教のお経で、
正式名称は「般若波羅蜜多心経」です。

 

「はんにゃはらみったしんぎょう」

 

と読みます。

 

悟りを開くためには、6つの波羅蜜(=修行)が必要で、
中でもこの「般若波羅蜜」が、
6つすべての波羅蜜についてまとめられている、
もっとも大切な波羅蜜(修行)だとされています。

般若心経の教え

般若心経は、どんな教えを説いているのかというと、
「空」(くう)という思想についてのお経です。

 

空とはいわば「ゼロ」のこと。

 

すべてのものには実体がないもので、
物事にとらわれることなく
その本質を見抜くことで悟りの道が開けるのだ、
という思想です。

 

般若心経を読むことで、
「空」(くう)の思想を知り、
生きている人を励まし、
亡くなった人を供養します。

 

 

うーん、ちょっと難しいですね!

 

でも、般若心経の要約を聞くと、
「あ、こういうことかな?」と少し分かるんです。

 

この大乗仏教にとって最も大切な教えを、
般若心経は短くまとめてくれています。

そのため、とても分かりやすく、
民衆にも愛されるようになったんです。

般若心経の要約

さて、全文を要約すると、
弟子・シャーリプトラへの語りかけになっています。

・観音菩薩は、この世にあるものすべては
「空」(くう)だと悟られた。

・すべてのものには実体がない。
だから、生まれることも、消えることも、汚れることも、
清らかなこともない。増えも、減りもしない。

・感覚も、心も、思考も、迷いも、老いもない。
知ることも、得ることもない。

・しかし、悩みは尽きることがないし、
その解決方法もわからない。

・だから、すべてのことにこだわりを持たず、
物事の本質だけを見て、平穏な心でいれば、
悟りを開くことができる。

このように「空」についての解説があった後で、
あの有名な「ぎゃーてー、ぎゃーてー」が
始まるのです。

 

 

どうですか?

 

なんとなーく分かるような気がしませんか?

 

すべては「ない」ものだから、
悩んだり苦しんだりしなくてもいい、
それが分かれば悟りを開ける、
ということだと思います。

般若心経の「ぎゃーてーぎゃーてー」の意味とは?

さて、ここからが今回のお話のメインですね!

般若心経をお葬式や法事などで聞いていると、
最後の方に
「ぎゃーてー、ぎゃーてー」という
不思議なフレーズが聞こえてきます。

 

難しい読経を聞いていて、
突然耳に残るフレーズが出てくるので、

 

「あれっ!聞き間違いかな!?」

 

なんてびっくりする方も多いかと思います。

ぎゃーてーぎゃーてーも大事な言葉

実はこの「ぎゃーてー、ぎゃーてー」、
仏教においてはとっても大切な言葉なんです。

 

先ほど、般若心経の要約がどんなものか、
お伝えしましたね。

 

「この世にあるものはすべて空、
なにごとにもとわられることなく、
物事の本質だけを見ることで、
悟りを開くことができる」

というものでした。

 

この般若心経の最後に、

「偉大な真言が、悟りへと導いてくれる。
その真言とは、次のようなものだ。」

というお経が続きます。
その後に「ぎゃーてー、ぎゃーてー」の
あのフレーズが続けて読まれています。

 

 

つまり、この「ぎゃーてー」こそが、
悟りへと導いてくれる偉大な真言そのもの。

 

悟りを開くためのいわば呪文のようなものだったのです。

漢字で書くと、

 

羯帝 羯帝 波羅 羯帝 波羅僧 羯諦 菩提 薩婆訶
(ぎゃーてー ぎゃーてー はーらー ぎゃーてー
はらそー ぎゃーてー ぼーじー そわか)

 

意味は、
「往けるもの、往けるもの、彼岸に往けるもの、
その者こそ悟りなのだ。幸あれ。」

 

般若心経は、この大切な真言を唱えるためのもので、
「ぎゃーてー、ぎゃーてー」までのお経は、
いわば説明といったところでしょうか。

 

なぜこの部分だけ和訳されず、
そのまま元の音で読まれるのかというと、

 

この真言はとても大切な部分なので、
へたに訳してしまうと
意味が限定的になってしまうからだ、
と考えられています。

まとめ

今回は、般若心経の、「ぎゃーてー、ぎゃーてー」には
いったいどんな意味があるのか、解説しました!

 

般若心経とは、この世のものは
すべて実体のない「空」だから、
悩むことも苦しむこともない。

 

それを理解することで悟りを開ける、
という教えを説くものだったのです。

 

そして、「ぎゃーてー、ぎゃーてー」は
悟りを開くためのとても大切な真言、呪文のようなもので、
般若心経の中でももっとも重要な部分だということが
分かりましたね。

 

 

今後般若心経を聞くときには、
この「ぎゃーてーぎゃーてー」の意味を
思い出してみてくださいね。

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