夏の花として有名なものの一つが、朝顔ですよね。
朝顔は鉢やプランターでも簡単に育てられるので、園芸初心者やベランダ菜園をしたい方にもぴったりの花です。
つる植物なので、グリーンカーテンに利用されることも増えてきました。
自由研究として、朝顔の成長記録をつける子どもも多いですね。
今回は、そんな朝顔の育て方やお手入れ方法についてご紹介します!
簡単なので、これを読んでぜひ挑戦してみてくださいね。
時期別に解説 朝顔のお手入れ方法
・種まき
朝顔の種は、気温20〜25度くらいで発芽するため、5月中旬〜6月中に種まきをします。
朝顔の種は皮が固くて、ちょっと芽が出にくいのです。
種まきの前に一晩水につけて柔らかくして、紙やすりで少し傷をつけてあげると、芽が出やすくなります。
土は、肥料入りの土を準備すると楽ですが、普通の土なら、種まき前日に元肥を混ぜておくといいですよ。
いざ、種まきです! 指で土をぎゅっと第一関節くらいまで押して穴を作り、そこに種を一つずつまきます。種には向きがあり、尖った方を下にしてくださいね。
しっかり土をかけて、たっぷり水をやります。
1週間くらいで芽が出ますので、それまで土は乾かないようにまめに水やりをしましょう。
・芽が出たら
葉っぱが2〜3枚出てきたら、特によく育っている元気なものを残して、他は間引きます。
鉢植えなら1つ・プランターなら2〜3つほど残します。
もったいないように思いますが、この方が栄養がしっかり届くので、大きく育ちますよ!
このくらいになってきたら、水やりは土が乾いたらたっぷりあげる、という形に変えます。
気温の高い時間帯や夜中は避けましょう。夏だと朝夕2回あげないと足りなくなってきますよ。
追肥は月に1〜2回くらい、液肥をあげればいいだけなので、楽ですね。
ちなみに、朝顔の育て方を調べると、まずポットに種をまき芽が出るまで育てて、それから鉢やプランターに植え替える、という方法が多くみられます。
その方が丁寧ではありますが、大変なので育てたい鉢やプランターに直接種をまく形でもokですよ。
・つるが伸びたら
つるが15cmくらいに伸びてきたら、支柱を立てて、そこにつるを絡ませて伸ばしていきます。
支柱より長く伸びてきたら、先端を摘み取るか、下におろしてまた支柱に絡ませます。
この頃になると、病気にも気をつけてあげないといけません。
代表的なのが、斑紋病やうどんこ病です。見つけたらすぐに専用の薬剤をかけましょう。
モザイク病は治らないので、病気になった株を掘り起こして処分して、ほかにうつらないようにします。
また、虫にも注意が必要です。
ホコリダニなどのダニは乾燥が大好きなので、葉の裏に水を強くかけるといいですよ。
アブラムシはつぶします。それでもよくならなければ、薬剤を使います。
きれいな花のために、毎日よーくチェックしてあげましょう!
・花が咲いたら
朝顔は7〜9月と長い間花を咲かせてくれます。朝顔は一日花ですので、咲き終わった花はまめに摘み取りましょう。すると新しい花がどんどん咲いてきます!
初心者でもOK!朝顔のグリーンカーテンに挑戦してみよう
最近流行りのグリーンカーテンは、朝顔でも作ることができます!
朝顔のグリーンカーテンを作りたいときは、鉢ではなくプランターを選んで、複数の朝顔のつるを伸ばしていきましょう。
最も大切なのが、摘芯です!
種をまいて芽が出て本葉が5〜7枚ほど出てきたところで、真ん中の先端の芽を摘みましょう。すると、脇芽が出てくるので、横に広いカーテンが作れます。
つるが15cmくらい伸びてきたら、ネットにどんどん這わせていきましょう!
ちなみに、グリーンカーテンを作る場合の追肥は、花にいいものよりも、葉っぱに良いチッ素を月1回くらい鉢のふちにやるといいですよ。葉っぱが成長して立派なカーテンができます。
まとめ
今回は、初心者にもおすすめの朝顔のお手入れ方法をご紹介しました!
種まきは5月中旬〜6月中に行いましょう。芽が出たら間引いて、土が乾いたら水をたっぷりあげましょう。
つるが15cmくらいに伸びたら、支柱を立ててつるを絡ませます。花はしぼんだらすぐ摘み取って、長く花を楽しみましょう!
グリーンカーテンも簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。