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カレーのじゃがいもが溶ける人必見!煮崩れを防止する方法とは?




カレーの具材といえば、やっぱりじゃがいも!
みんな大好きだからたっぷり入れたのに、食べるときにはなぜか溶けて無くなってる!
そんなお悩み、実は煮込む前のあるひと手間で解決することが出来るんです。
それは…じゃがいもを水から煮ること!?
その方法を詳しく解説したいと思います。

カレーのじゃがいもの煮崩れを防止する方法は?

カレーのじゃがいも、食べるころには無くなってる問題。

煮込みすぎたのかな?
でも、カレーはしっかり煮込んだほうが美味しいし…。
だから大きく切ってみたのに、煮込んだらやっぱり溶けてなくなってる!

こんなふうに悩んでいる人って多いはず。
肉じゃがなんかも、じゃがいもが小さくなっちゃうんですよね〜。

もしかして、私って料理がヘタなの?!なんて思わないでくださいね。
この問題、実はあなたの料理の腕は関係ありません!

じゃがいもが煮崩れる原因は、「ペクチン」という成分にあります。

ペクチンとは、じゃがいもの細胞同士をくっつける接着剤のような役割を果たしています。
このペクチンがあるとじゃがいもは硬く保たれます。
一方で、ペクチンがなくなると細胞同士のつながりが緩くなり、柔らかくなります。

ペクチンは、80度以上に加熱されると分解されてしまうため、煮崩れてしまいます。
また、ペクチンは中性〜アルカリ性で分解されやすい特性があります。日本の水道水は、中性に近い弱アルカリ性がほとんどです。

じゃがいもを煮込むと煮崩れるのは、当然のことだったんですね。

でも、料理は化学です。
ちゃんと、煮崩れを予防できる方法がありますよ!

①水から煮る

一番オススメはこの方法です。
ペクチンが分解されないようにじゃがいもに火を通すには、少しずつじゃがいもの温度を上げていく必要があります。
そこで、水の時点でじゃがいもを鍋に入れ、火をつけ、じゃがいもに串がすっと通るくらいまで煮ます。
電子レンジで加熱する方法もありますが、鍋で煮るほうがより煮崩れにくいとされています。
②梅干しと一緒に煮る
この方法、聞いたことがある方もいるかもしれません。
確実かは分かりませんが、化学の視点で見ると、梅干しを入れることで水道水が酸性に偏るため、ペクチンが分解されにくいのではないか?と考えられています。
③油で炒める
お湯でじゃがいもを煮る前に、油でしっかり炒めるのもいいです。
油でじゃがいもの周りがコーティングされ、ペクチンが分解されにくいようです。

このように、カレーのじゃがいもを煮崩れさせない方法は色々とあります。

カレーに合うじゃがいもの選び方や切り方は?

さて、カレーのじゃがいもが煮崩れしないための方法をお伝えしましたが、
他にもできることがあります。

それは、煮崩れにくいじゃがいもを選んで、煮崩れにくい切り方をすること!
これもとっても大切です。

煮崩れにくいじゃがいもといえば、知っている方も多いかもしれませんね。
そう、メークインです。
とうやも煮崩れしにくいですが、メークインがやっぱり一番です。

メークインはペクチンが溶け出しにくいという性質があり、
細胞同士がバラバラになりにくいため、煮崩れしにくいんです。

逆に、キタアカリや男爵いもはとても煮崩れしやすいので、カレーや肉じゃがなどの煮込み料理には不向きです。

「でも男爵いものほうがホクホクで美味しいから、使いたい!」
という人もいますよね。
そんなときは、先ほどお伝えした煮崩れしにくい方法を使えば、ある程度は煮崩れを防げます。

もっとキレイに形を残したい方は、じゃがいもの切り方にもこだわってみましょう。
煮崩れしない切り方といえば…?
そう、面取りです。

じゃがいもが煮崩れるのには、煮ている間に他の食材とぶつかることで、角から崩れていくことも原因として挙げられます。
そこで、じゃがいもを一口大に切ったら、切り口を少しずつ削いで、角を丸くして、面取りするのです。

ちょっと手間がかかって面倒かもしれませんが、確実に煮崩れしにくくなるおすすめの方法ですよ。

まとめ

今回は、カレーのじゃがいもを煮崩れないようにする方法をご紹介しました!
じゃがいもの細胞同士をくっつけているペクチンという成分が、温度が上がることで溶け出してしまうことが、煮崩れの原因です。
そこで、水からじっくり煮ることでペクチンの分解をおさえることで、煮崩れを防ぐことができます。
他にも、梅干しを一緒に煮たり、油で炒めたり、切り口を面取りする方法も有効です。また、品種はメークインを選びましょう。
ぜひ試してみてくださいね。

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