夏におなじみ、かき氷。
赤や黄色、緑のシロップが
かわいらしいですよね。
そのシロップですが、
実は全部同じ味なんです。
そんな馬鹿な?!
だって、イチゴ味のかき氷は
イチゴの味がするじゃない!
私は毎年、イチゴのかき氷を
「美味しい美味しい」と食べています。
全部同じ味がするってことは、
どの味を選んでも同じってこと?
だとしたら、お店の前で
味を選ぶ時間がもったいない!!
今回は、そんな「かき氷シロップの秘密」について
ご紹介していこうと思います。
これを知れば、あなたもこれから
何味のかき氷を食べるか迷わずに済むかも…?
「かき氷のシロップは全部同じ味」は本当?
冒頭でもお話ししましたが、
かき氷のシロップは実は全部同じ味なんです。
な、なんだって…?!
そんなことあるわけがない!!
イチゴ味のかき氷は赤いし、
味もイチゴだけど?!
メロン味もちゃんとメロンの味がしてる…
全部同じ味なんて、そんなことがあるもんか!!
昔からかき氷と共に生きてきた私としては、
そんな話信じられません。
かき氷シロップは、
どうやって作られているのでしょうか?
かき氷シロップの基本材料、
それは「果糖ブドウ糖液糖」なるもの。
この果糖ブドウ糖液糖に、
香料や着色料を加えることで
かき氷シロップは作られています。
つまり、ニオイや色が違うだけで、
基本となる味は全部一緒なのです!
え、えぇーーーーーー!!
じゃあ、今までイチゴやメロンだと思って
食べてきたかき氷は、いったい何だったの。
もう何も信じられなくなってしまう…!!
シロップの味が違うように感じる理由は?
今までかき氷に騙されてきたなんて、
衝撃でしかありませんよね。
でもどうして同じ味なのに、
イチゴ味はイチゴ味、
メロン味はメロン味がしていたのでしょうか?
その秘密は、色と香りにあります。
人は舌にある「味蕾」という部分で
味を感じます。
でも実はそれだけでなく、
見た目やニオイなどの情報、
全てを感じることで味を感じているんです。
赤い色+ニオイ=イチゴ味。
緑色+ニオイ=メロン味。
といった具合で、脳がそう思い込んでいるから
それぞれの味がするということなんだそう。
そもそも「イチゴ味」「メロン味」として
売られているんですから、
そこを疑うことなんてしませんよね。
とにかく、人間が味を感じる時に大事なのは
味そのものだけでなく、
ニオイや見た目といった情報も
重要ということなんです。
鼻が詰まると味を感じにくくなるという話を
よく聞きますが、これはそういうことなんですね。
まとめ
いかがでしたか?
夏の風物詩・かき氷の裏側、真実を知ってしまうと
純粋な気持ちでイチゴ味を楽しめなくなりそうですね。
・かき氷シロップは、実は全部同じ味。
・どの味にも共通する甘い液(果糖ブドウ糖液糖)に、香料・着色料を混ぜて作ら
れている。
・舌以外にも、ニオイや見た目などの情報を得ることで味を感じている。
全部同じ味、とは言いましたが。
最近ではいろんなシロップがあり、
違う味のシロップもどんどん作られています。
和風かき氷や果肉の入ったシロップなど、
いろんなものがありますから、
そんなものも試してみたいですね。
個人的には、カルピスの原液をかけて
食べるのが好きです。
お祭り屋台のかき氷も、
確かに味は全部同じ味かもしれません。
ですが、屋台で「どの味にしようか」と
迷う時間がまた楽しかったりするものです。
そんな何でもない時間が、
意外と記憶に残ったりするもの。
「全部同じ味なら何を選んでも一緒だろう」と
思ってしまうかもしれませんが、
ここはあえて何も言わず、
楽しい気持ちで子どもさんに選ばせてあげてください。
もしくは、「実は同じ味なんだよ」と教えてあげた上で、
それぞれ別の味を買って食べ比べてみる、
というのも面白いかもしれませんね。