秋になると美味しくなる野菜といえば
かぼちゃですよね!
黄色やオレンジが濃くて
とっても美味しそうだから買ってきたのに、
家で冷蔵庫に入れていると、
表面が白くなってる!
ということ、ありませんか?
今回は、
そんなかぼちゃの表面に出てくる
白いものの正体をご紹介します。
白くならないようにするための
保存方法もお伝えしますので、
参考にしてくださいね。
実はかぼちゃの表面が白いのはカビではなかった?!カビとの見分け方は?
スーパーで買ったときはキレイだった、
1/2や1/4にカットされたかぼちゃ。
家で冷蔵庫に保存していて、
いざ料理しようと出してみると、
「切り口が白くなってる!」
ということ、誰でも経験が
あるのではないでしょうか?
なんだかカビのように見えますが、
ちょっと待って!捨てないでください!
この白いものの正体は、
かぼちゃの持つでんぷんが表面に出てきたものなんです。
かぼちゃにはでんぷんがたくさん含まれていて、
カットすると表面に出てきます。
カットしてすぐのものは、
かぼちゃの水分も一緒に表面に出ているのですが、
そのままにしていると表面が乾燥してきます。
すると、でんぷんも一緒に乾燥して
白く見えるようになる、というわけなんです。
でんぷんとは、
植物が光合成で作り出す糖類のことです。
でんぷんにはいろいろな種類があって、
ぷるぷるのタピオカの原料となる
タピオカでんぷん、
白玉粉となる米でんぷん、
コーンスターチ、うどんのうち粉に使われるサゴでんぷんなどがあります。
料理に使われるものなので、
白く出てきてしまったかぼちゃのでんぷんも、
もちろん食べて大丈夫なものです!安心しましたね。
ただ、白い部分は乾燥してしまった部分なので、
味は落ちてしまっています。
食べられはしますが、
薄く切り落とすなどして取り除いてから
調理した方が、かぼちゃを美味しく食べられますよ。
ただ、本当にカビが生えてしまうときもありますよね。
カビとでんぷんの見た目の違いも知っておきましょう。
まず、色の違いです。
でんぷんは白いですが、
カビは青・黒・緑といった色がみられます。
次に、においです。
でんぷんは臭いませんが、
カビはイヤなにおいがします。
そして、感触です。
カビているとぶよぶよと柔らかくなっています。
でんぷんは乾燥してかたくなっています。
かぼちゃのカビは表面だけでなく、
特に種やワタの部分に発生しやすいので、
注意しましょうね。
かぼちゃの表面が白くなる原因はコレ!かぼちゃの正しい保存方法!
先ほど、
かぼちゃの切った表面が白くなるのは、
かぼちゃのでんぷんが乾燥したため、
とお伝えしましたね。
つまり、
冷蔵庫で保存している間に、
かぼちゃが乾燥してしまったから
白くなってしまったのです。
野菜は乾燥すると美味しくなくなりますよね。
もちろんカビを生やすなんてもってのほか!
かぼちゃの正しい保存方法を知って、
かぼちゃを白くせず美味しく保ちましょう!
・丸ごとの場合
丸ごとのかぼちゃを保存したければ、
そのままでの保存のほうが長持ちするので、
切らないでおきましょう。
涼しい季節なら、
風通しの良い場所で1〜2ヶ月保存可能です。
暑い季節なら、新聞紙に包んで袋に入れて、
冷蔵庫で保存します。
・カットしてある場合
カットしてあるかぼちゃは、
すぐに、カビやすい種とワタを取り除きます。
そして、カビにくいように
切り口などの水分をキッチンペーパーなどで
しっかり拭き取ります。
そして乾燥しないように、
ラップでぴったりしっかりと包んだら、
冷蔵庫で保存します。
この状態で、3〜4日で使い切ることをおすすめします。
食べきれない場合は、
カットしたり調理したりしてから冷凍すれば、
2週間ほど保存可能になりますよ。
私は、この保存方法を知るまでは、
買ったときにビニールに包んであるまま
ポイッと冷蔵庫に入れていました。
しっかり包んであるから大丈夫と思っていたのですが、
ちゃんと下処理をしてあげないとダメなんですね…。
でも確かに、表面は白くならないし、
美味しさが長持ちするようになりましたよ!
少し手間にはなりますが、やってみてくださいね。
まとめ
今回は、かぼちゃの表面に出てくる
白いものの正体についてご紹介しました!
白いものは、カビではなく乾燥したでんぷんです。
そのため、食べても問題はありませんが、
乾燥しているため風味は落ちてしまいます。
薄く切り落とすなどしてから、
調理することをおすすめします。
カビの場合は、黒・青・緑といった色がみられますので、
きちんと見分けられるようにしましょう。
かぼちゃの表面に白いものを出さないようにするには、
しっかりラップで包んで乾燥させず、
3〜4日で食べ切ることです。
このとき、カビやすい種とワタは取り除いておくと、
より長持ちしますよ。