春も終わりを告げ、
新緑の季節がやってきましたね。
この時期ならではの植物を
楽しみにしているかたも
多いのではないでしょうか?
ですが、初めて育てる植物は
育て方が合っているのかどうか
心配になることがあります。
特に半夏生は葉が白くなるイメージを
持っているかたが多いかと思いますので、
自分の育てている半夏生の葉が白くならないと
「何がいけないのだろう?」
と疑問に思ってしまいますよね。
実は半夏生の葉は花を咲かせるシーズンにしか
白くなりません。
なので育てている半夏生の葉が白くならないのは
シーズン外なのか、育てるためのポイントを
満たさずつぼみが付かないかのどちらかになります。
半夏生を上手に育てるポイントは、
環境と肥料の種類です。
半夏生は水草の1種なので
乾燥がとても苦手です。
この記事では「初めて半夏生を育てる」という
あなたのために、
半夏生の葉が白くなる理由とならない理由、
半夏生を育てるときのポイントについて
詳しく解説しております。
葉が白くならずに困っているときの
参考にしてみてください。
半夏生の葉が白くなる理由&ならない理由
半夏生が白くなる理由はいくつかありますが、
1番いわれているのは
「花が地味だからそれをカバーするために白くなる」
です。
どういうことかというと、
一般的な植物は綺麗な花を咲かせることで
昆虫に見つけてもらいやすくしています。
昆虫が花にとまり、
体に花粉が付くことで
花粉を運んでもらえますが、
花が地味な半夏生はそれができません。
そのため葉を白くすることで
どうにか昆虫に自分の存在をアピールしているのです。
Before
After
確かに目立つようになりました。
これなら昆虫にも見つけてもらえそうですね。
半夏生は遺伝子の問題で、
花が咲く時期に葉緑体が発達しないので
葉の緑色がうすれ、白くなってしまいます。
花が受粉を終えると葉緑体が発達し始めるので、
昆虫に見つけてもらうための
作戦なのかもしれませんね。
他にもつぼみを包むために変化しようとして、
なりきれずに白く残ったものだとも
言われています。
そのため半夏生が白くなるのは
花を咲かせるシーズンだけです。
花が咲くシーズンが終わると
また元の緑色に戻ってしまいますが、
心配しないでくださいね。
半夏生の葉を白くするために出来る対策は?
半夏生の葉を白くするための大事なポイントが
2つありますので詳しくご紹介していきます。
育てる環境
直射日光は苦手な植物なので
日陰に置いてあげてください。
水草の一種で湿気を好みますので
土は常に湿っている状態を保ちましょう。
土は水生植物用か、
水はけが良く保湿性があるものを
選ぶようにしてくださいね。
鉢植えの場合は下に受け皿を用意し、
常に水が溜まっている状態を保つようにして
下から吸水させるようにするのがおすすめです。
地植えの場合は土が乾燥してしまわないように
こまめに水をあげるようにしましょう。
ついつい水やりを忘れてしまうというかたは
ペットボトルを再利用した
自動吸水器を使うと便利です。
肥料
基本的にはあまり肥料をあげなくても育ちます。
肥料をあげるときには
窒素が多く含まれているものをあげてしまうと
綺麗に白くならないことがありますので
避けるようにしましょう。
まとめ
半夏生は花を咲かせる時期にしか白くなりません。
「白くならないな」と思ったら
まずはつぼみがあるかどうかを
確認してみてくださいね。
土が乾燥した状態にならずに
きちんと水をあげていれば問題ありません。
あとは肥料の成分だけ気を付けてあげましょう。
綺麗な白い葉になるのが楽しみですね!