冬の花の一つといえば、椿ですよね。
上品で美しくて、絵画や雑貨などにも
よく描かれています。
そんな椿ですが、「縁起が悪い花だ」と
聞いたことはありませんか?
花の色によっても、さまざまな意味があるのだとか。
今回は、その真相に迫りたいと思います!
色別の花言葉はこれ!縁起が悪いと言われるのは間違い!?
椿は、日本原産の美しい花です。
昔から人々に親しまれてきた花で、
平安時代には貴族の間で
「高貴な花」として大切に扱われました。
現代でも、慎ましくも美しく
強いイメージを持たれています。
海外でもその人気が高く、
シャネルのモチーフ「カメリア」はまさに椿の花ですね。
そんな椿といえば、赤い花のイメージが
強いのではないでしょうか?
ですが、実は他にも、ピンクや白、
珍しいものでは黄色の花もあるんです。
椿の花言葉
椿は、その色によって花言葉が違います。
○椿の花言葉
・赤…
「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」
・ピンク…
「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」
・白…
「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」「申し分のない魅力」
いずれも、美しさや愛を語る素敵な花言葉ばかりですね。
西洋での花言葉も、
「敬愛」「完璧」といったものが並びます。
しかし、椿は「縁起が悪い花だ」とも
言われるのを聞いたことがありませんか?
その理由は、武士の時代にあります。
椿の花が散るときは、
花びらが一つずつひらひらと散るのではなく、
首からぽとりと落ちます。
その様子が、「首を落とされる」ことを連想したため、
武士たちには忌み嫌われ、縁起の悪い花と
言われるようになってしまったのです。
ただ、それ以外の時代には、椿はむしろ縁起の良い花として扱われてきました。
雪の中でも強く花を咲かせることから、
生命力を感じる木として、おめでたい場面にも使われてきました。
生花の世界では、椿は高級な花の一つとして生けられます。
ですから、現代ではあまり縁起が悪いからと
謙遜する必要はありません。
ですが、それでもやはり椿は縁起が悪い、と
考えている人もいます。
椿の花を贈ったりするときには、
確認をとったり避けたりしたほうが無難かもしれませんね。
椿を家で育てたい方必見!育て方と注意点をお伝えしましょう!
椿の木は日本原産であるため、
日本の気候に適応していてよく育ってくれます。
とても丈夫で育てやすく、長持ちする常緑樹なので、
庭木としても昔から人気なんです。
なんと、植木鉢の中で育てることもできるんですよ。
ここからは、椿を家で育てる方法と、
注意点についてまとめました!
気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
○手に入れる方法
花屋さんやホームセンターで、苗木を購入しましょう。
植木鉢で楽しみたい場合は小さめのものを、
庭に植えたい場合は中くらい〜大きめのものを選びます。
接ぎ木苗がより丈夫です。
1〜2月頃に見にいくと、花が咲いているので、
自分の好みの木を選ぶことができますよ。
○植えつけ
春や秋に行います。
根鉢は崩さず、
土に深く植えすぎないようにします。
土は弱酸性でよく育ちます。
鉢植えの場合は、鉢底に鹿沼土を敷くなどして
水はけをよくしましょう。
○水やり
土が白く乾燥したら
たっぷり水をあげます。
夏場はもちろん、冬場にもあげましょう。
夏は暑い時間帯に水をあげると根が傷むので、
涼しい時間帯にあげます。
水をやり過ぎると根腐れするので注意しましょう。
○肥料
椿は、春と秋によく育ちます。
春は花が終わり葉が芽吹き、
秋は花芽がつき始めるためです。
この栄養が必要になるタイミングで、
肥料をしっかりあげるのがポイントです!
つまり、年2回で十分です。
○剪定
木の形を整えたり、花の数を増やしたりするために、
剪定も必要です。
主の幹や枝にぶつかりそうな枝は、
根元からカットします。
高さを抑えたければ、トップをカットしましょう。
花が終わった3月頃に行います。
いかがでしょうか?
あまり難しい育て方ではありませんので、
気軽に挑戦してみてくださいね。
まとめ
今回は、椿の花についてご紹介しました!
椿の花は赤やピンク、白などさまざまな色があります。
色によって花言葉が違い、
いずれも美しさや愛を語るものです。
一方で、椿といえば縁起が悪いというイメージも聞かれます。
首からぽとりと花が散る様子から、
武士の時代に「首を落とされる」ことを連想し、
嫌われたことからきています。
ただ、それ以外の時代や現代では、
椿は高貴で美しいイメージが強い花です。
椿は丈夫で長持ちするため、育てやすい花木です。
植え付けシーズンは春や秋なので、
ぜひ挑戦してみてくださいね!