夏になると、毎晩暑くて
本当に寝苦しいですよね。
近年は熱中症のリスクも高く、
「寝ている間もエアコンは
つけっぱなしにしておいたほうがいい」
とも言われるようになってきました。
でも、エアコンは冷えすぎたり、
電気代が気になったりしませんか？
そんなときに便利なのが扇風機です！
ただ、ちょっと工夫することで、
より快適に眠ることができるんです。
今回は、暑い夏の夜のエアコンと
扇風機の上手な使い方をご紹介します。
寝る時はエアコン、扇風機どっちがいいの？
寝るときに、暑くて寝苦しい…。
せっかく眠っていたのに、
暑くて目が覚めてしまった…。
夏の暑い熱帯夜のせいで、
睡眠不足になったり
イライラしたりしたことは
ありませんか？
睡眠ははじめ浅い眠りから始まって、
およそ90分ごとに深い眠り(ノンレム睡眠)と
浅い眠り(レム睡眠)の周期を繰り返します。
暑くて寝付きが悪かったり、
目が覚めてしまうのは、
レム睡眠のタイミングで
体温や気温が高すぎて
不快に感じるからなんです。
快適に眠るためには、
体温や気温をちょうどいい温度にする必要が
あります。
そのためにはエアコンと扇風機を併用するのが
効果的です。
ここから、エアコンと扇風機の使用方法を
説明しますね。
エアコンの活用で快適な温度にする方法
睡眠中の適温は27〜28度と
されています。
さらに、湿度も50〜60%くらいに
なっていると、より快適です。
このような気温や湿度の調節には、
エアコンが便利ですね！
エアコンの使い方として、
もっとも理想的なのは、
28度に設定した除湿運転を
朝までつけっぱなしにすることです。
除湿運転なら湿度もコントロールできますし、
部屋が冷えすぎる心配もありません。
さらに言えば、
就寝の30分くらい前からエアコンをつけておけば、
寝室に入った時には随分と涼しい状態なので
寝入りやすくなりますよ。
つけっぱなしに抵抗がある場合は、
27度設定の冷房を
3時間後切タイマーに設定しましょう。
これなら、
①入眠(1回目のレム睡眠)
②ノンレム睡眠
③2回目のレム睡眠に入るまで
が3時間くらいなので、浅い睡眠のときに
部屋が適温になってくれています。
ただ、朝方のレム睡眠のときには、
暑くて目が覚めてしまうかもしれませんので、
出来るなら除湿運転のつけっぱなしが
いいでしょう。
ただ「エアコンは冷えすぎて、体がつらい…」と
いう方もいますよね。
でも、何もしないままでは暑すぎて眠れない。
そんなときに活躍してくれるのが、扇風機です。
扇風機の使い方のコツ
睡眠中の扇風機の使い方には、
ちょっとコツがあります。
扇風機の風は、
室温や湿度を下げる効果はありませんが、
体温を下げることは可能です。
ですが、風が体にあたりっぱなしになると、
冷えすぎて風邪をひいたり、
筋肉が硬くなってこむらがえりを
起こしたりすることもあります。
ですから、
扇風機は1メートルくらい離して、
首振り機能を使って、
風が当たりっぱなしにならないようにしましょう。
タイマー機能があれば、
エアコンと同じく3時間で切ると
いいですよ。
寝る直前までエアコンをつけておけば、
入眠時には快適な室温で
過ごすことができますね。
電気代を抑えたいときはどっちを使う？
暑い夜を乗り切るためには、
エアコンや扇風機は
ほぼ確実に使う必要がありますが、
気になるのが電気代ですよね。
ただでさえ、
日中エアコンをガンガンつけて
電気代がかさんでいるのに、
寝ている間まで電気代がかかるのは、
家計的にツライところでもあります。
だからといって、
エアコンや扇風機を我慢して寝ると、
熱中症になる危険があるので、
やはり使わないわけにはいきません。
なんとか電気代を安く抑えたいというとき、
エアコンか扇風機とでは
どちらを使うといいのでしょうか？
エアコンより扇風機の方が電気代がラク
扇風機のほうが
電気代が安いイメージがあると思いますが、
実際のところはどうなのでしょうか。
1時間あたりの電気代は、
設定温度などにもよりますが、
エアコンが約15〜20円、
扇風機が約1円とされています。
なんと、エアコンに比べて
扇風機は1/20くらいで済むんですね！
電気代を節約したいなら、
やっぱり扇風機のほうが
断然オトクに使えますね。
ただ、扇風機は、
室温や湿度のコントロールが出来ませんので、
かなり暑い日や湿度の高い日は、
寝苦しいだけでなく
熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。
そういった日は、
出来ればエアコンを使ったほうがいいですが、
どうしても節電したいという方は、
扇風機の風を涼しくする裏技を
試してみてください。
扇風機の風を涼しくする裏技とは
それは、
「凍らせたペットボトルを
扇風機の前に置く」
という方法です！
2リットルの凍らせたペットボトルを、
ミニテーブルなどを利用して、
扇風機の風の出る部分の前に置きます。
すると、扇風機から出る風が
凍らせたペットボトルによって冷やされ、
より涼しく感じられるんです。
これなら、エアコンを使わなくても
室温や体感温度を下げられる可能性が
ありますよ。
まとめ
今回は、暑い夏の夜に、
寝るときにエアコンか扇風機
どちらを使うといいか？
について
解説しました！
寝苦しいときは、
室温と湿度を下げることで
快適に過ごすことができるので、
これらを調節できるエアコンを使うことが
オススメです。
除湿運転をつけっぱなしにするか、
冷房を3時間タイマーにするといいですよ。
エアコンが苦手で、扇風機が使いたいなら、
ずっと同じ部分に風が当たらないように、
体から1メートル以上離して、
首振り機能を使いましょう。
電気代は、扇風機のほうが断然安く済みます。
ただ、かなり暑い日などは、
出来るだけエアコンを使って
熱中症を予防した方がいいです。
どうしても扇風機が使いたいなら、
凍らせたペットボトルに
風を当てる方法も試してみてくださいね。
