「赤い羽根」の募金、
あなたはしたことありますか?
学校や街中で、ほとんどの人が募金を経験しているかもしれませんね。
ところで、赤い羽根の募金って、
いくらを募金したらいいのでしょうか?
今回は、みんなの意見も交えて、募金の金額の目安を考えてみましょう!
赤い羽根の募金って何?みんないくら募金してる?
赤い羽根の募金は、
正式名称を「赤い羽根共同募金」といいます。
社会福祉を目的とする事業のために集められる募金で、
子どもや高齢者・障害者に向けた福祉事業や、
一般住民に向けた地域福祉事業などに使われています。
もともとは、戦後、国にお金がないために
社会福祉事業に手が回らない状況を受けて、
「国民みんなで助け合おう」と
民間で募金活動が始めたことがきっかけでした。
のちのちこの活動が制度化されて、
現在は各都道府県に設置された「共同募金会」が
募金運動を行い、
集まった寄付はその都道府県で使われています。
そんな赤い羽根共同募金といえば、
街中やイベント、会社などでも行われますが、
一番身近といえるのが、学校での募金活動ではないでしょうか。
子どもが学校から案内をもらってきたら、
子どもに募金のお金を預けて、
活動当日に学校の玄関や教室で集めてもらい、
そのお礼として赤い羽根をもらう…という流れが一般的かと思います。
ところで、子どもが学校で行う赤い羽根の募金って、
一体いくらするといいのでしょうか?
結論から言うと、
あくまで募金は自分の気持ちなので、
金額に決まりはありません。
ただ、あまり少なすぎたり多すぎたりするのもよくないかな…と
気になってしまいますよね。
赤い羽根共同募金の募金額はいくらくらい?
そこで、世間のパパママさんに聞いてみました!
「学校で行われる赤い羽根の募金は、
親ではなく子どもがするものなので、
10円や100円など
子どものお小遣いの範囲でいいのでは?」
「周りのママ友は、
100円くらいにしています。
もう少ししてもいいかと思うけれど、
子どもに持たせるので
あまり多いと心配なので」
「お小遣いをもらうようになった高学年の子どもとは、
自分でいくら募金しようと思うか、
考えさせてみました。
我が子の1ヶ月のお小遣いは500円なので、
100円はキツかったようで、
50円にすることに決めました」
このような意見が多く、
一般的には「10〜100円」くらいにすると
良さそうだということが分かりました。
赤い羽根の募金は、社会貢献となるだけでなく、
子どもと一緒に募金のことや
お金のことを考えるきっかけをくれます。
募金のお金をぽんっと渡すだけでなく、
子どもと少し話す時間を持ってみても
いいかもしれませんね!
赤い羽根の他に緑の羽根、青い羽根があるって知ってる?
実は、赤い羽根以外にも
「緑の羽根」や「青い羽根」が
存在することをご存知ですか?
どちらも、赤い羽根と同じく、
募金運動のシンボルなんです。
赤い羽根の募金は社会福祉に使われていますが、
緑や青は他の目的に使われているんです。
・緑の羽根…「森林を守る募金」
緑の羽根募金は、
主に森林を守るために使われています。
具体的には、植樹や間伐といった森林の整備や、
水害などで荒れ果てた森林の復興支援、
子どもに対する森林教育などです。
始まりは、こちらも戦後に、
焼き尽くされた森林を取り戻そうという募金活動でした。
募金をすると、その証として、
赤い羽根と同じように緑の羽根をもらうことができます。
・青い羽根…「水難救助の支援の募金」
青い羽根募金は、
日本水難救済会という団体が行っています。
日本水難救済会は、水難事故や遭難した人の
救助をしているボランティア団体です。
ボランティア団体ですから、
訓練費用や救助用資材の整備費用などは
十分ではありません。
そこで、その資金を集めるために、
青い羽根募金の活動をしているんです。
こちらでは、赤い羽根や緑の羽根のような
実際の羽根は配布しておらず、
500円以上募金した希望者に、
青い羽根バッジやマスコットバッジなどを配布しています。
どちらも、私たちの生活に身近な活動を
してくれていることがわかります。
もし見かけたら、
勇気を出して募金してみてもいいですね。
赤い羽根が赤い理由
ところで、緑の羽根や青い羽根は森林や水に由来した色なのですが、社会福祉の赤い羽根はなぜ赤なのでしょうか?
これは、アメリカやヨーロッパで「赤い羽根=勇気の証」であることが由来しています。募金という勇気ある行動を、赤い羽根で讃えているのです。
アメリカの先住民族が、過酷な戦いに勝利したものだけが、赤い羽根を頭につけることができたことからきているそうですよ。
まとめ
今回は、赤い羽根の募金はいくらくらいすればいいの?という疑問について考えてみました!
赤い羽根共同募金は、社会福祉に役立てられており、学校でも子どもがお金を持っていくことで集められます。
この場合、「子どもが募金するのだから、子どものお小遣いの範囲で」と考えて、10〜100円にしているパパママさんが多いようです。
赤い羽根の他にも、緑の羽根や青い羽根の募金も存在しています。こういった募金をすることで、社会貢献になるだけでなく、子どもと一緒に募金やお金について考える機会になるといいですね!