子育てをしていると、
タブレットやゲーム、テレビなど、
子供たちが画面を見る時間が気になりますよね。
子どもたちの視力も、
昔と比べると随分と下がっているようです。
子どもが弱視や斜視の治療が必要になったとき、
補助金が支給されることをご存じでしたか?
この記事では、
どんな場合に、どのくらいの補助金が出るか、
ご紹介します!
眼鏡を作るとき、条件を満たしていれば、補助金が出ます
眼鏡やコンタクトを作成した場合、
作成に関わる費用は全額自己負担でした。
しかし、平成18年4月1日以降、
子供の斜視や弱視、
もしくは先天性白内障術後の治療用として
眼鏡やコンタクトを作成する場合、
保険が適用されることになりました。
ポイントは「治療用」という点です。
「視力矯正用」の眼鏡は補助の対象外です!
どうすれば補助金が出るの?
注意したい点が、
眼鏡屋さんで眼鏡を作っただけでは
補助金が得られないことです。
補助金を手に入れるまでに必要な流れをご紹介します。
眼科から健康保険窓口までの手続き
①眼科医から、眼鏡作成指示書を受け取ります
・眼鏡の度数が記載してある処方箋に、
治療に使うものであることが
記載されているケースもあります)。
眼科の先生に相談をしましょう。
②眼鏡屋さんで眼鏡を作ります。
③眼鏡屋さんで領収書を発行してもらいましょう。
領収書には以下の3点を盛り込んでもらいましょう。
a.レンズ代とフレーム代の内訳が書かれている税込みの金額
b.宛名として、子供本人の氏名
c.但し書きには、治療用眼鏡代である旨を記載
④子供が加入している健康保険組合の窓口に問い合わせをして、
療養費支給申請書を入手します。
※健康保険組合によってはホームページから
ダウンロード可能な場合もあります。
⑤必要事項を記載して、必要書類とともに、
健康保険組合の窓口に提出してください。
以上の手続きが必要になります。
申請が受理されると、
健康保険組合から支給決定通知が届きます。
その後支給決定金額が口座に振り込まれます。
健康保険組合の窓口から支給された後、自治体への手続き
各自治体によって手続き方法が異なるので、
必ずご自身がお住まいの自治体に
確認してくださいね。
ちなみにご参考までに、
東京都港区の手続きの流れをこちらに記載します。
・健康保険組合から支給が行われた後に、
こども医療費助成制度から助成が行われます。
・健康保険組合に提出した資料の写しと、
子ども医療助成支給申請書、
保護者の口座がわかるものを
準備して、申請を行ってください。
眼科医による眼鏡作成指示書や処方箋は、
自治体にも提出する場合もあるので、
あらかじめコピーしておくとよいですね!
支給額はどのくらい出るの?
一体いくら補助してもらうことが出来るのでしょうか?
ずばり、上限は38,902円です。
健康保険から7割(0歳から未就学児は8割)、
自治体から3割(0歳から未就学児は2割)、
眼鏡の購入費が助成されます!
注意点はあるの?
子どもの治療用の眼鏡の助成金を受け取るために、
以下の点についてご注意ください!
・必ず治療用であること…視力矯正では助成金は出ません!
・年齢が9歳未満であること…対象年齢を超えると、助成の対象にはなりません!
・作り直す回数にも上限があること…0歳~5歳未満の場合は、前回作成から1年以上経過している必要があります。5歳~9歳未満の場合は、前回作成から2年以上経過している必要があります。
法律が改正されることも考えられるので、
必ず眼科の先生や眼鏡屋さん、
各自治体にご確認くださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
眼鏡は全額自費で支払うイメージがありましたが、
子どもの治療の場合は助成を受けることが
できるんですね。
眼鏡はなかなか高額なので、
しっかりと制度を理解して、
上手に活用していきたいですね。