小学生の子育てをしているママさんパパさん、
子どもに「宿題教えて〜」って言われること
よくありますよね。
小学生だし簡単〜と思ってたら
あれ…こんなやり方で習ったっけ?
自分が小学生の時とやり方が違う!
なんてこと、ありませんか?
先日、小学3年生の姪と話していたら
算数の話になりました。
今と昔では算数の計算方法が違うようです。
あなたはさくらんぼ計算って習ってましたか?
ちなみに40代の私は習ってません。
この記事では今どきの算数の計算のやり方について
くわしくお伝えします。
参考になさってくださいね。
筆算のやり方が昔と変わった?
わたしが習った算数の筆算のやり方は、
いまとは違うものでした。
ちょうどこんなかんじです。
これは繰り下がりのある筆算ですね。
この解き方をどうやって習ったか
覚えてますか?
あまり詳しく覚えていないかもしれませんが、
だいたいこんなふうに解きました。
【計算する順番】
①10の位から10借りて17
②10の位の3を2にする
③17から8をひくと1の位は9
④10の位は2ひく1で1
⑤答えは19
この17から8をひく部分を、
暗算でどうやるか。
今の小学生たちは「さくらんぼ計算」を
1年生で習っていて、
それをもとに頭で計算できるように
なっているようです。
さくらんぼ計算は、算数が苦手な私には
分かりやすい考え方でした。
今のさくらんぼ計算や筆算の書き方
さくらんぼ計算とは計算方法の1つで、
今の小学校1年生で教えられています。
詳しく説明しますね。
さくらんぼ計算
さくらんぼ計算は、
・繰り上がりのあるたし算、
・繰り下がりのある引き算
に使います。
さくらんぼ計算で足し算
数を分けて、10のまとまりを作ってから
計算する方法です。
例えば
9+6
を計算する場合、
①6を1と5に分けます
②9と1をたして10
③10と5をたして答えは15
これを図のように書いて考えます。
計算のプロセスを視覚化したものが
さくらんぼのような形になっているんですね。
さくらんぼ計算でひき算
次は引き算をやってみます。
15-7
の場合をみてみてください。
①15を10と5に分けます
②10ひく7は3
③3と5をたして答えは8
どうですか?
10をつくるので計算しやすいと感じました。
でも何だかまわりくどい〜って思うかも
しれませんね。
さくらんぼ計算の効果
さくらんぼ計算に慣れると、
頭の中で数を分解・合成する力が
備わります。
現在小学3年生の姪は
「さくらんぼ計算は1年生のとき習ったけど
もう忘れた〜。」って言ってます。
でも、「12-4は?」って聞くと「8!」
瞬間的に答えが出てきます。
どうやって頭の中で計算したか聞くと
「まず12を10と2に分けて〜、」
と説明してくれました。
忘れたと言いつつも、
しっかり計算のプロセスが頭にあるみたいです。
子どもってすごいなあと思いました。
また筆算の書き方も今はいくつかあり、
小学校によって違うようです。
繰り上がりのある足し算の筆算の書き方
さらに、繰り上がりのある足し算のひっ算の
書き方をみていきますね。
1.は、繰り上がる数字の1を
10の位の上に書く書き方です。
2.は、繰り上がる数字の1を
10の位の下に書く書き方です。
繰り下がりのある引き算の筆算の書き方
3.は、10の位から借りた数字を
1の位には書いていません。
1の位の1から9はひけないということに
注目させる目的があるというのが
書かない理由の一つです。
4.は、10の位から借りた数字を
1の位の横に書き、「11」としています。
11-9=2で1の位を出していますね。
5.は、10の位から借りた「10」の数字を
1の位の上に書きます。
この場合、10+1=11、11-9=2で
1の位を出しています。
このように、筆算の書き方には
いくつもの書類があります。
ですので、ママやパパが教わった計算方法と、
こどもたちが教わった計算方法は
異なる可能性があるということです。
こどもたちが習っている計算方法と、
違うやり方をママパパが教えてしまうと
こどもちはちょっと混乱してしまうかも?
子どもに宿題を教えてって言われたときは、
まず学校で習っているやり方を確認するのが
良さそうですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「さくらんぼ」ってかわいい名前にも
びっくりですし、今と昔とで、かなり
教わり方が変わっていますね。
勉強って楽しみながらやると
やる気もでますよね。
お子さんと一緒に楽しみながら
取り組んでみてくださいね。