赤ちゃんの子育て中に
「おっぱいもあげたし、おむつも交換したし、服も締め付けがないし、ずっと抱っこしてあやしてるのに、なんでこんなにぐずって泣くんだろう?」
と不安に思うことありますよね。
赤ちゃんは歯の生え始めに歯茎がムズムズとかゆくなり、機嫌が悪くなることがあるんです。
これを「歯ぐずり」と言って、そんなときのお助けグッズが「歯固め」です。歯固めを使うことで、このようなことが軽減されますよ。
最近の歯固めは、木やシリコン製のものからお米の原料でできたものなど、
おもちゃとしていろいろあるんです。
歯固めの使用時期はいつからいつまで?成長に悪い影響はないの?
「じゃあ、歯固めはいつごろ買えばいいの?」
歯が生え始める前に、歯茎にうっすら白く見えたり、盛り上がってきたり、触ると堅くなってきたら、歯固めを準備するタイミングです。
「使い始めはいつ?」
それは「あ!赤ちゃんの歯が生えてきた!」ってわかったとき。
だいたい生後6~9ヶ月で、下の乳歯が生え始めます。
よだれが多くでるようになったり、タオルやおもちゃをカミカミ始めたり、口に手を入れたり、おっぱいやミルクを飲まなくなったりしたときです。
「それで、いつまで使えばいいの?」
赤ちゃんが歯固めをいつまで使いたがるかは、下の前歯が生えそろったり、
乳歯が生えそろったりと個人差があるものの、自然に手放すのは長くても大体1歳ぐらいです。
歯固めは、赤ちゃんの「吸う」から「噛む」ことへのトレーニングアイテムです。
このトレーニングでどんな良い効果があるか知りたいですよね。
歯固めを噛むことで、唇や舌や歯茎をマッサージし、歯や顎の発達だけでなく、脳にも良い刺激を与えて成長を促すと言われています。
赤ちゃんの口に入れるものだからこそ、衛生面や素材やデザインにこだわりながら、赤ちゃんにぴったりのものを選んでくださいね。
オシャレな歯固めから安心素材までおすすめの歯固めをピックアップ
歯固めには様々な素材が使われています。木製、シリコン、プラスティック、お米などが原材料に使われていて豊富にあります。
「いっぱい商品があって、どれが良いのか迷っちゃう・・・。」
赤ちゃんの口に入れるものですから、安心安全なものを選びたいですよね。
安全なものとしては、天然ゴムや木製など自然の素材から作られた物が良いでしょう。
でも、避けたいものは、塩化ビニル製。
弾力や柔らかさを持たせるための軟化剤として、環境ホルモンのフタル酸エステルが使用されていることが多いです。フタル酸エステルは、発ガン性や肝臓・腎臓・生殖器への影響が懸念されているから注意したいですね。
もう一つ避けたいものは、棒状なものやとがった部分のあるもの。喉をつついたりする危険性があります。
じゃあ、どんなものがおすすめ?
それは、持ち手があって握りやすいもの。
赤ちゃんがしっかり握りやすく、軽い物を選びましょう。サイズも赤ちゃんにあったものが良いでしょうね。
「この色カラフルでいいなぁ」と思っても、塗料で色がついているものは、安全な塗料が使われているか確認しましょう。
「これ、いろいろ付いてて可愛い!」と思っても、でこぼこの飾りのついているものは、汚れがたまりやすく洗浄がしにくいんですよね。
清潔を保つため、水洗いしやすいできるだけシンプルなものがおすすめ。
また、素材によっては洗浄できないものもあるので、注意しましょう。水洗い・煮沸消毒のできるものを選びましょうね。
また、歯固めのなかには、ラトル(振って音が鳴る打楽器)やガラガラとして
楽しめるものもたくさんあります。
遊び方が豊富なものを選ぶと、使い方が広がりますよ。
成長に合わせて使える上に、外出先でも重宝しそうですね。
まとめ
歯固めは、赤ちゃんの歯の生え始めに最適なグッズということがおわかりいただけましたでしょうか。
赤ちゃんがぐずったり泣いたりするのには、赤ちゃんなりの理由が必ずあるんですよね。
その理由の一つが、赤ちゃんが初めて経験する歯の生え始めなのです。
赤ちゃんの成長に合わせて、ぴったりの安全な歯固めを選んでみてくださいね。