暑くてなかなか寝付けない！
そんなときに使いたくなるのが、
冷た〜い氷枕です。
でも、氷枕って
本当に睡眠に効果があるんでしょうか？
実は、正しい使い方をすれば
睡眠の質が上がりますが、
間違った使い方をすると逆効果なんです！
今回は、睡眠の質を上げる
氷枕の使い方をお伝えしたいと思います。
暑いときの正しい氷枕の使い方
夏の暑くて寝苦しい夜…。
「クーラーをつけたけど、まだ暑い！」
とか、
「クーラーは苦手だから、使いたくない…」
とかで、悩んでいませんか？
そんなとき便利なのが氷枕ですよね。
冷たくて気持ちいい〜氷枕ですが、
ただ気持ちいいだけではなく、
ちゃんと理にかなったものなんです。
暑さで寝付けないときは脳を冷やそう
暑さで寝付けないときの原因の一つは、
「頭の暑さ(熱さ)」にあります。
頭皮が暑く感じるのも確かにありますが、
もう一つ重要なのが「脳の熱さ」です。
人間は、脳からの指令で活動しています。
脳が活発に活動しているときは、
脳の温度も高くなります。
この脳の温度が高いと、
なかなか寝付けません。
スムーズに眠るためには、
脳の温度を下げることが大切なんです。
脳を冷やすために氷枕を活用する
そこで一番手っ取り早いのが、
「頭に氷枕を当てること」です。
氷枕を当てると、「気持ちいい」「涼しい」と
感じられますよね。
すると、暑さに対する不快感が抑えられて、
脳のはたらきが穏やかになり、
リラックスできます。
そのおかげで、脳の温度が下がって、
眠りにつけるというわけなんです。
ただ、氷枕を当てることで、
直接脳の温度を下げるということはありません。
ただ、リラックス効果による睡眠効果は
十分にあると考えられます。
氷枕の使用上の注意点
氷枕を当てるときに注意したいのが、
「首筋には当たらないようにすること」
です。
首には呼吸をつかさどる神経が通っているため、
首が冷えると
「命が危ないから、首を温めないと！」
と脳が活動してしまいます。
脳が活動すると、
眠りにくくなるんでしたよね。
こうなると逆に眠れなくなってしまいます。
氷枕を当てるときは、
頭の後ろ側だけを冷やすようにしましょう。
また、手先や足先を氷枕で冷やすのも
NGです。
人間の身体は、
手足から体内の熱を放熱してくれます。
冷やしてしまうと、この放熱を阻害してしまい、
身体の熱がコントロールできなくなり、
寝つきにくくなりますよ。
気をつけてくださいね。
寝苦しいときにできる氷枕以外の対策は？
氷枕は確かに気持ちいいけれど、
それでも暑くて寝苦しい…というときも
ありますよね。
身体が暑さを感じていると、
汗をかいたり身体から
熱を追い出そうとしたりするために、
脳が指令を出し続けます。
そのため、暑いと感じているなら、
氷枕以外の方法でも、
身体の温度も快適にする必要があります。
①クーラーで室温を下げる
やはり、室温を下げることは最も重要です。
氷枕などで部分的に冷たくしても、
暑さはなかなか改善しません。
クーラーが苦手という方におすすめの使い方は、
「最初の3時間だけクーラーをつける」
という方法です。
睡眠にはサイクルがあり、
最初の3時間で最も深い眠りに入ります。
ここで深く眠れるかどうかが、
疲労回復の度合いを大きく左右します。
この3時間だけは、
クーラーで快適な温度に調整できるようにして、
タイマーをかけておけばOKです。
②除湿機能を使う
夜の暑さの原因は、
温度だけではなく湿度も大きく関わります。
ジメジメと湿度が高いと、
体温もなかなか下がりません。
そこで、クーラーの除湿機能を利用してみましょう。
冷房機能のように部屋が冷えすぎないので、
「冷房は寒くて苦手…」という人にも
おすすめの使い方です。
③接触冷感タイプの敷パットを使う
「暑くて寝苦しい！」と感じるとき、
どこが暑いですか？
おそらく、敷布団や枕にあたっている
背中や頭ではないでしょうか？
こんなときにぜひ使ってほしいのが、
接触冷感タイプの敷パットや枕カバーです。
接触冷感というのは、
触れたものの熱を吸い取ってくれる機能が
あります。
熱くなった身体の熱をとってくれるので、
気持ちいいですよ。
④通気性の良いパジャマを着る
もう一つ大切なのが、パジャマです。
Tシャツにジャージで寝ていませんか？
通気性があまりよくないパジャマを着ていると、
身体に熱がこもりやすく、暑く感じます。
夏におすすめなのは、麻素材です。
さらっとした肌触りで、涼しく感じられますよ。
まとめ
今回は、氷枕を使うと睡眠に
効果があるのか？について、
解説しました。
氷枕自体が脳の温度を下げるわけでは
ありませんが、
冷たくて気持ちいいと感じることで、
リラックス効果が得られ、
結果的に良い睡眠につながると考えられています。
質の良い睡眠をとるためには、
やはり身体の熱さをとることも大切です。
クーラーや除湿機能、
接触冷感パットなどもうまく活用して、
寝苦しい夜を乗り切りましょう！
