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熱が出たとき、氷枕は効果があるの?冷やすとよくない?対処法を解説




みずまくら

子どもが熱を出して、つらそう…

薬を飲む以外にも、
何か出来ることはないの?

そんなときに思いつくのが
「氷枕」を使うことです。

 

でも、氷枕って
本当に熱に効果があるのでしょうか?

実は、氷枕をおでこに当てても
熱を下げるあまり効果はないのですが、
正しい使い方をすれば効果がありますよ。

詳しく解説していきましょう!

 

熱が出たら、氷枕で身体を冷やす?温める?

みずまくら

熱が出たら、すぐにでも氷枕で
冷やしてあげたくなりますよね。

分かります。

ところが、これがなんとNGな行動なんです!

 

なぜ熱が出るのかというと、
身体の中に入ったウイルスや細菌を
やっつけるため
です。

 

ウイルスや細菌は熱が苦手で、
あついと動きが鈍くなります。

一方身体の免疫活動は、
温かいほうが活発に働きます。

 

熱が出るということは、
ウイルスや細菌がこれ以上増えないようにするために、
体温を上げてたたかう防御反応をしているのです。

 

せっかくウイルスや細菌とたたかおうとしている
このタイミングで熱を下げようとすると、
この防御反応を邪魔することになってしまいます。

 

熱が上がり始めているときって、
寒気を感じたり、
震えたりしませんか?

これは「寒いから体温を上げよう!」という
脳のはたらきのためです。

 

この間は、冷やしてはいけません。

あまり汗もかかないので、
布団をかけたり、
靴下を履いたり、
室温を上げたりして、
身体を温めるようにします。

 

熱が上がりきると、
次は暑く感じますよね。

このときは、「十分体温を上げて
ウイルスとたたかったから、
身体を守るために熱を下げよう」と
脳が身体にはたらきかけているとき。

そうしたら、身体を冷やしてOKです。

 

あまり長い期間体温が高いと、
身体には負担になりますので、
むしろ冷やしたほうが楽になります。

体温を下げるために汗もたくさんかくので、
こまめに着替えることも大切ですよ。

熱があるときの氷枕の正しい使い方は?

みずまくら

さて、身体を冷やしていいタイミングに
なってきたら、氷枕を使っていきましょう。

 

氷枕を使うとなったら、
あなたはどこに氷枕をあてますか?

 

たいていの方は「頭」
答えるのではないでしょうか。

 

実は、おでこに氷枕を当てても、
あまり意味はありません。

体温を下げる効果がないのです。

 

ただ、ひんやりとして気持ちいいので、
熱が高くて身体がつらいときには
リラックスできる効果はあります。

 

では、熱を下げたいなら、
どこに氷枕をあてればいいのでしょうか?

それは「首、脇、股関節」です。

 

熱を効率よく下げるためには、

「身体に流れる血液を冷やす」

ことが重要なんです。

 

血管を冷やせば、
冷えた血液が全身を流れてくれるので、
熱が下がりやすくなります。

 

血管を冷やすためには、
身体の中で太い血管が体表を走っているところ
冷やすのがポイントです。

 

それが「首」、「脇」、「股関節」なんですね。

 

氷枕や保冷剤を準備して、
脇に挟んだり股関節にあてたりしましょう。

 

ちょっと冷たく感じる部位なので、
薄いタオルでまくといいでしょう。

 

ぬるくなってきたら、適宜交換します。

 

ところで、おでこにあてるものでポピュラーなのが、
「熱さまシート」「冷えピタ」ですね。

 

これらも、熱を直接的に下げる効果はありません。

 

ただ、気持ちいい感覚は得られますので、
特に子どもはほっとするかもしれませんね。

まとめ

みずまくら

今回は、

熱が出たときに
氷枕をあてて効果があるのか?

について解説しました!

 

熱が出始めて寒気がするときは、
ウイルスの活動を鈍くして
免疫機能を高めるために、
身体を冷やしてはいけません。

 

あつくなって汗をかくようになってきたら、
冷やしてOKです。

氷枕は頭にあててもあまり効果はありません。

 

首、脇、股関節といった
太い血管が通るところにあてることで、
熱を下げる効果があります。

 

ただ、頭にあてると冷たくて気持ちよく、
リラックス効果はありますので、
あてても大丈夫ですよ。

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