夏になると、鮎が美味しい季節です!
スーパーにも並ぶ
比較的手に入りやすい魚ですが、
天然の鮎は高級で、臭みもなく
とても美味しいんです。
そんな鮎は、
やっぱり丸ごと塩焼きにするのが一番です!
美味しく食べるためには、
正しい調理法を覚えておきましょう。
子どもがぱくぱく食べちゃう鮎レシピも
ご紹介しますので、
ぜひ参考にしてくださいね!
鮎の丸ごと塩焼きの作り方は?
鮎は、川魚として有名です。
秋に孵化した稚魚は、
川をくだって海で育ち、
春には川に戻ってきて、
成魚になります。
自然の中で生まれて育ったものを
「天然もの」と呼びます。
天然の鮎は少なくなってきていて、
とても高級です。
鮎は水がきれいで、
のぼったりくだったりできる川で
生息できますが、このような川が
減ってしまったんです。
そのため、最近は鮎の養殖にも
力が入れられています。
スーパーなどで買える鮎のほとんどは養殖です。
鮎は、川魚にもかかわらず、
臭みが少なく、旨味が凝縮されていて、
身はふっくらとしています。
この美味しさを堪能する調理法は、
やっぱりシンプルな丸ごと塩焼きが一番です!
特に、天然の鮎が手に入ったときには、
絶対に塩焼きにしてください!
本当に美味しいですよ。
丸ごと塩焼きにするには、
ちょっと一手間加えると、
より美味しくなります。
ここからは、塩焼きのコツと手順を
ご紹介しますね。
塩焼きのコツと手順
①鮎を流水でよく洗い、ぬめりや血をキレイにする。
お腹が見えるように持つと、
真ん中より少し頭側に肛門があるので、
お腹を適度な力で押して便を
肛門に向かって全部押し出す。
この一手間をしておくと、
臭みや苦味が軽減されて、
より鮎のうまみを感じられますよ!
②キッチンペーパーでよく水気を拭き取る。ヒレもよく拭く。
③表側、裏側それぞれに塩をひとつまみずつふる。
きれいに焼き上げたい場合は、
化粧塩として、ヒレが焦げないように
粗塩を多めにつける。
④サラダ油を塗って予熱した魚焼きグリルで、
両面合わせて10〜12分ほど、
焼き目がつくまで焼く。
以上です。
①の下処理以外は、
他の魚の塩焼きと
ほとんど変わりませんよね!
ところで、鮎は小骨が多くて、
丸焼きは食べにくくて避ける方も
多いかもしれませんね。
そんなあなたのために、
キレイに鮎の丸焼きを食べる手順も
お伝えします。
キレイに鮎の丸焼きを食べる手順
①焼いた鮎の背びれ、胸びれ、尾びれを外す。
②鮎の背中が上にくるように起こして、
背骨を上から箸でぐっぐっと押します。
これで、背骨から身が外れます。
背骨は折らないように気をつけます。
③頭を体部分の皮からちぎって、
頭を持ってゆっくりと引き抜くと、
背骨が一緒についてきます。
このとき、身を箸で優しく支えておくのがコツです。
これが成功すれば、
骨がキレイにとれて身と内臓だけが残り、
とっても食べやすくなりますよ。
これで、鮎の塩焼きを
丸ごと美味しく食べられますね!
子どもも喜ぶ美味しい鮎レシピ
鮎は塩焼きが一番美味しいですが、
子どもにとっては丸ごとの魚は
ちょっと食べにくいし、
苦手に感じる子もいるかもしれません。
そんな子でも、
美味しくてぱくぱく食べちゃう
鮎レシピをご用意しました!
ぜひ参考にしてくださいね。
鮎の炊き込みご飯
子どもが大好きな炊き込みご飯!
鮎と一緒に炊くと、
旨味がご飯にぎゅっと凝縮されて、
だしいらずですよ。
(材料)
・鮎…2尾
・米…2合
・しょうゆ、酒、みりん…大さじ2
・水、塩…適量
(作り方)
①さきほど紹介した鮎の下処理をして、
塩をふったら、表面に焼き色がつく程度まで、
魚焼きグリルで焼く。
②お米を洗い、調味料を加えてから、
2合の目盛りまで水を入れる。
③その上に①の鮎を丸ごとのせて、
通常モードで炊飯する。
④炊き上がったら、鮎の骨を外して、
身を混ぜ込んで完成!
鮎のトマトパスタ
子どもが食べてくれる味付けといえば、
やっぱりトマトですよね。
鮎は淡白な味わいなので、
トマト料理やイタリアンに
ぴったりですよ!
今回は、中でも子どもが好きな
パスタのレシピです。
(材料)2人分
・鮎…1〜2尾
・トマト缶…1缶
・砂糖…小さじ2
・ケチャップ…大さじ1
・にんにく…1かけ
・パスタ…200g
・塩、オリーブオイル…適量
・バジルやパセリ…お好みで
(作り方)
① さきほど紹介した鮎の下処理をする。
塩を塩焼きよりも少なめにふったら、
魚焼きグリルでしっかり両面に
焼き目がつくまで焼く。
②フライパンを熱したら、
オリーブオイルでにんにくを
弱火でじっくり炒める。
香りが出てきたら、
トマト缶・砂糖・ケチャップを入れて、
中火で5分ほど煮込む。
③パスタを茹で始める。
④焼いた鮎の身を②に入れて、
軽く煮込む。
鮎の身がバラバラにならないように、
優しく混ぜる。
⑤茹でたパスタを④に加え、
絡めたら完成!
お好みでバジルやパセリをどうぞ。
まとめ
今回は、鮎の丸ごと塩焼きの調理法について
ご紹介しました!
川魚である鮎は、下処理として、
ぬめりをしっかりと洗うことと、
便を体内からしっかり出すことで、
独特の臭みを減らすことができます。
その後は、塩を両面にふって、
魚焼きグリルで焼くだけです。
ヒレの焦げが気になる方は、
化粧塩をしておきましょう。
食べるときは、背中が上になるように
立てて箸で押せば、
骨から身が外れて食べやすくなります。
ぜひ試してみてくださいね!